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「シン・共産主義革命」工作

元日本共産党国会議員秘書の書いた面白い本を発見した。

冒頭に

共産主義は多大な人的被害を引き起こした社会実験んであり、政治的にも経済的にも大失敗だったのは明らかです。しかし、21世紀の今日もさまざまな形に”変異”して生き延びています。

「シン・共産主義革命」工作 篠原常一郎

著者はこの本質に気づかれて幸せだと思うが、一度叩き込まれた思想から抜け出すのは大変な努力がいるので、今後のご活躍を期待する。

資本論には共産主義が実験であることの趣旨が書いてある。内容は単純で
国民総生産 = 労働人口 X 労働時間と書かれている。
人間は病気をしたり事故にあったり、怠けたりする。この人間の特質が一切考慮されていないのだ。

試算の根拠が間違っているので結果が出ないのは自明の理だ。
ソ連はこの事実に直面して、社会的混乱からの脱出のため共産党体制を放棄した。

放棄したのは良いが、残された選択肢は資本主義しかない。
この資本主義も欠点だらけで、社会的問題が多発する。

共産主義も資本主義もどちらも数人のユダヤ人が考え出した論理で、多人数で作り出した利益を数人のトップが横取りしようという魂胆だ。

どちらも欠陥だらけのシステムだが、資本主義の方が、一般人が成功するチャンスが残されている分だけ社会的に有益だと思う。

日本が現在とっている社会資本主義は世界で一番安定しているシステムで、中国は日本のシステムを導入したいらしい。

しかし、この日本独自のシステムは自己犠牲が求められるので、自己利益最優先の社会には適用できないと思われる。

新しい、人類全体の幸福に資するシステムが考案されるのが待たれる。


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