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縄文VS.弥生
この本は、日本は大陸からの文化移入で成り立っているとの論調で進められている。
『日本の起源を徹底検証』と明快なスタンスで進められていく。
しかし気になる点が多く、
『なんらかの方法で、いずれ検証したいと思っている。』
『植物質の食料の主流は自然のあるいは管理を加えた採集植物であろう』
と推測が各所に見られる
水田稲作は朝鮮半島からの技術導入であり、それに果たした渡来人の役割を大きく評価しなくてはならない。
このように断定した部分もあるが、終章に「日本文化の源流を探るためには、縄文人のDNAを掘り起こす作業が求められるのではないだろうか」
と疑問を呈して終わっている。
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もうすでにDNAは掘り起こされている。Y染色体を辿ると日本から大陸に渡っている軌跡はあるが、大陸から日本に来た形跡はない。
単純な推測や伝統的な言い伝えに縛られずに、このように化学的な事実に基づいた発表がなされることが望ましい。
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