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花ひろば

新鮮な魚を食べたくなったので、知多半島を訪ねました。

出発が遅れてしまい、お昼を途中で食べることになったので、夕方まで時間がたっぷりあります。

高速を飛ばして、南知多道路から師崎に向かう途中に『観光農園花ひろば』という看板がありましたので、立ち寄ってみることにしました。

気軽に立ち寄ったのは、そこいらによくある、苗もの屋さんと勘違いしていたのですね。
すっかり舐め切っていました。

野菜の直売所の奥に、花広場の入り口がありましたので、入ろうとすると、売店の従業員に一人700円の入場料が必要だと言われました。

妻と二人で1400円を払い中に入った(外に出たとも言える)ところ、広大な農園が目の前に広がっています。

いきなり絶望感が生じて立ち止まりました。

すぐそばに、テーブル席が設けてあって、諦めた男性ばかりが5、6人たむろしています。

何やら携帯で話をしています。
どうやら、ずーと何キロメートルも先にある、菜の花畑やキンセン花の畑に向かっている奥さんたちに連絡をとっている様子です。

歩くことを諦めた様子です。
私も諦めかけたところ、妻はもう先に進んでいます。

何も言わずに、同行しなかった場合、今夜の食事が美味しく無くなるのは目に見えています。
観念して追いかけましたが、『遠い、あまりにも遠い』

ようやく辿り着いた菜の花畑は壮観でした。
来て良かったと思ったのですが、帰らなくてはならないのです。
体力の無さヲ思い知らされました。

観光農園花ひろばの一部

食糧を輸入に頼っている現状では、これから先が不安になります。
これから農業がますます重点産業になると思いますが、農業には体力が必要だということを体感した一日でした。

帰路、桜の枝が膨らんでいるのを見つけました。
河津桜でもなく寒緋桜でもなさそうです。
寒桜ではないかと思いますが、春はもうそこまできています。

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