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蜜入りリンゴ

いつもこの時期リンゴを買いに松川を訪れる。青森の友人が故郷へ帰ってしまってなかなか美味しいリンゴを食べる機会がなくなった。青森では家庭用と販売用に厳格に分けているようだ。家庭用は本当に美味しい。見た目が少し悪いが農薬の使用を徹底的に控えているそうだ。青森の友人との接触がなくなって入手可能な美味しいリンゴを探していた。ここから買い出しにいけるのは山梨までかな。

松川町にたくさんのりんご園があることに気づき毎年訪問している。無農薬は期待できないが、頑固オヤジがやっている小規模な農園を探していた。ブドウもそうだが、信頼できる農園に足が向いてしまう。
何年か通ううちに松川のがんこ親父を見つけた。

ところで気になることがあるが、カナダでは蜜入りのリンゴがない。もし蜜入りなどという木が見つかれば周辺の木も感染を防ぐために伐採されてしまうそうだ。あの蜜と糖度は全く関係ない。菌の感染によって細胞液が漏れている現象だそうだ。だから蜜の現象の発生した果実は保存期間が短い。

2018年6月8日にカナダの植物検疫が規制緩和されたことで、日本から生のりんごの輸出が可能になったとのニュースを最近確認した。

カナダ食品検査庁ではリンゴに対して下記の規則を適用している。
(1)~(3)のいずれかが必要
(1)果実の袋かけ(結実から収穫まで)、栽培地における検査、選果施設の登録および輸出検査
(2)栽培地における検査、選果施設・消毒施設の登録、消毒(低温処理および臭化メチルくん蒸など)および輸出検査
(3)園地・施設の登録、病害虫の発生調査、防除、選果・梱包の実施などおよび輸出検査

蜜入りに関しては記述がない。

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