日本書紀
最近日本書紀が気になって仕方がない。
『日本書紀』は、奈良時代に成立した日本の歴史書。養老4年に完成したと伝わる。日本に伝存する最古の正史で、六国史の第一にあたる。神代から持統天皇の時代までを扱い、漢文・編年体で記述されている。全30巻。系図1巻が付属したが失われた。 (ウィキペディア)
初版発行: 西暦720年
著者: 舎人親王
ジャンル: 参考図書
言語: 日本語
編集者: 舎人親王、 太安万侶
日本書紀は漢文で書かれている。一方、古事記は日本語で書かれている。
解説書によると、日本書紀は『中国の歴史書に倣って、中国でも読めるものを意図して漢文体で書いた』と記されている。
古事記は、『日本の古語を書き記すために、国内向けの文章で書かれている。』
この解説のように解説では、両書とも監修は太安万侶、古事記は日本人向け、日本書紀は中国向けと簡単に解説している。また学校でもそのように倣った記憶がある。
そうであれば、どちらも内容は同じものであるはずだ。しかし、関裕二氏が指摘するように、古事記と日本書紀の内容は非常に多くの点で相違がある。
いまだに『どちらが正しいのか判明していない』とのことらしい。
私はまだ、漢文の日本書紀を読んだことはないが、翻訳物は何度か目を通した。
読めば読むほど混乱するが、素人の観点から、古事記は日本人が書いて、日本書紀は外国人が書いたとすると、意外なほどスッキリ理解できるようになる。
あの頃、朝鮮半島には文字がなくて、一部の『両班』が漢文を利用していたと伝えられている。
関裕二氏が述べるように、『日本書紀は、無名だった朝鮮人の中臣氏が、持統天皇を悪用して、蘇我氏を廃絶し、中央に名乗り出た事績を正当化するための書籍』ではないか。
との仮説に立ってもう一度読み直してみよう。
天照大御神を女性化したのもこの頃だと思う。
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