見出し画像

金木犀

どこからともなく漂ってくる金木犀の香り。

辺りを見回すがすぐには見当たらない。香りが強いので遠くまで届くせいだと思う。

道路走行中に街路樹として植えられている金木犀を発見した。車を降りて写真を撮ったが、市中の香りは、ここが発生源かと思うほど香りが強い。

学名
Osmanthus aurantiacus (Makino) Nakai
科・属名
モクセイ科・モクセイ属
英名
fragrant orange-colored olive
原産地
中国南部
開花期
9月中旬~10月下旬
花の色
オレンジ
別名
桂花(ケイカ)
丹桂(タンカ)
金桂(キンカ)
(ホルティ by GreenSnap )

金木犀は雌雄異株であるが、日本には雄株だけしか存在しないと言われている。

花が美しく香りが強い雄株のみが輸入され、雌株が存在しないため。 (株式会社ライフアップ)

それで日本では金木犀が結実することはない。

金木犀の香り成分のひとつにあるγデカラクトンは甘いモモの香り成分で、ベリー類や乳製品などにも含まれている成分です。この成分は、多くの虫に好まれない香り成分ですが、唯一、ホソヒラタアブというアブだけはこの香り成分を好みます。このため、アブが効率的に受粉することで、開花期間が短い金木犀の花が咲き続け、遠くまでその香り成分が届くのです。(暮らしーの)
ホソヒラタアブ
ハエ目 短角亜目 ハナアブ科 ヒラタアブ亜科  Episyrphus balteatus       大きさ 8-11mm 時 期 3-11月 分 布 北海道・本州・四国・九州   (昆虫エクスプローラ)

木犀や甲斐なき動きヒラタアブ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?