集団訴訟と被害者の会

集団訴訟の一般的な知識としてはネットで検索して欲しい。

ここではいろいろと気づいた点のみを記載する。個人的に感じていることをメモ書きしただけであり、実情と異なる部分もあるかもしれない。

集団訴訟の最大のメリットは一人あたりの弁護士費用である。一人で弁護士に依頼となると最低30万円はかかるので、費用対効果を考えれば、訴訟をしないケースも多いだろう。

そして集団訴訟の被告は誰かという点は重要である。例えば国賠となると国の機関なので、支払い能力はある。しかし相手が個人となると支払い能力があるかどうかもわからない上に、場合によっては身元がわからない場合もある。

被害総額は多ければ多いほど良い。これは成功報酬が大きいためである。

被告が国や大企業なら弁護士はやりたがるが、相手が個人で支払い能力があるかどうかわからない場合はやりたがらないと想定できる。

集団訴訟の依頼を弁護士が受任した場合は、弁護士から被害者の方に直接連絡して意思確認をする。そのため個別に労力がかかるので、一人当たりの訴訟金額は5万円程度と聞いたことがある。通常は複数の弁護士で対応することになる。

集団訴訟の場合は一般的に被害者の会なるものが存在するが、被害者個別の意向に添わないケースもあるので、デメリットも存在する。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?