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尾崎友俐(尾崎ゆり)さん 食・健康・観光でドバイと日本をつなぐ!オリエンタルホールディングス

はじめに

アラビア半島のペルシア湾に面したドバイはアラブ首長国連邦を構成する7カ国の首長国の一つで、中東地域の真ん中にあります。きれいな海に美しい砂浜、巨大ショッピングセンター、そして世界一高い超高層ビルのブルジュハリファなど、観光地として注目高まるドバイに先ごろ、支店を開設したのが、尾崎友俐さんが代表取締役を務める株式会社オリエンタルホールディングスです。

オリエンタルホールディングスは日本でコンサルティング、各種プロモーション、ブランドプロデュース、飲食店のプロデュースといった企業経営をお手伝い、異業種交流会や起業塾などの運営による女性のライフスタイル支援、飲食店の経営を手がけています。

今回のニホンの会社ではオリエンタルホールディングスと尾崎友俐さんにスポットを当て、その活躍をご紹介していきます。

尾崎友俐さんはどんな人?

企業経営や飲食店経営、女性の活躍支援といった分野に関心がなくても、尾崎友俐さんのお名前を聞いたことがある、という人は少なくないでしょう。そういった方の多くは、尾崎友俐さんが日本テレビで放送されていた人気の投資バラエティー番組「マネーの虎」に「飲食の虎」としてレギュラー出演していたのをご覧になったのではないでしょうか。

尾崎友俐さんは「マネーの虎」出演前から、経営者として活躍されてきました。27歳のとき、世界一周旅行を経験したことで、多くの人と知り合い、刺激を受け、1995年、横浜で起業し、エジプトの無農薬ハーブを輸入。同時に炭火焼肉店を開店。起業家としての道を歩みだします。

ハーブの認識が高まる中、無農薬で上質な品質にこだわったハーブの輸入をしてきた尾崎友俐さんのビジネスは順調に推移。1998年にはビール発祥地のエジプトから「STELLA」の輸入を開始し、話題になりました。

また、2001年には狂牛病の影響で焼肉店の経営が困難になると、3日間という非常に短い日数で焼き鳥店などへ業態変換。この尾崎友俐さんの迅速で大胆な決断は成功モデルとして、多くのメディアで紹介されました。女性起業塾などを立ち上げたのもこの時期です。

尾崎友俐さんのこうした企業経営の手法や実績が注目され、2002年から「マネーの虎」へのレギュラー出演。番組終了後も新たな事業を手がけ続けており、今年1月には尾崎友俐さんが経営されているオリエンタルホールディングスがドバイに支店を開設。経営コンサルタント、健康と食品のコンサルタント、そして旅行観光業のコンサルタントといったライセンスを取得しています。今後、ドバイと日本を繋ぐ架け橋としての役割に期待が高まっています。

また、尾崎友俐さんは無料有料の会員合計が約5万人という団体、一般財団法人日本ファスティング協会の理事長に就任しておられ、会員の方々とダイエットや体質改善に向き合っておられます。

尾崎友俐さんがオリエンタルホールディングスを設立したのはなぜ?

尾崎友俐さんがオリエンタルホールディングスの前身の会社を設立したのはビール発祥の地、エジプトで出会った有名な銘柄の「STELLA」を輸入・販売したかったからだといいます。しかし、そのためには酒類販売許可免許が必要であり、免許を取るためには2期連続の黒字決算が必要であることを知った尾崎友俐さんは1995年、前身の会社を設立し、ビールではなく、ハーブの輸入、飲食店の経営に乗り出します。

この判断が功を奏し、尾崎友俐さんは3年後の1998年に「STELLA」の輸入を実現させます。

オリエンタルホールディングスが取り組む事業

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尾崎友俐さんが率いるオリエンタルホールディングスは経営コンサルティングや女性起業家育成のほか、直営飲食店の経営や健康食品などの製造・販売も手がけています。

オリエンタルホールディングスが沖縄で経営するしゃぶしゃぶ店・ステーキ店などは、世界各地からの顧客が毎年訪れに来る名店として知られています。これは個性あふれる高級な空間を創り、世界中から訪れるVIP客が満足出来る様、厳選の食材を提供する特別な店であり続けたからです。

またオリエンタルホールディングスは体質改善や体重を落としたい人に向けて指導を行う企業に、OEMで高品質の酵素ドリンクを製造・販売しています。酵素ドリンク工場では、沖縄原産の材料を主原料とし、1ヶ月以上も発酵させる最上級品を製造しています。オリエンタルホールディングスの製造工場の方にお話をうかがったところ、「酵素ドリンク製造は衛生管理に始まり、衛生管理に終わります。製造工場は常に清潔を保持する様に務め、異物混入防止に務め、1本1本確実な最高品質の製品づくり心掛けている」ということでした。

尾崎友俐さんが挑戦する沖縄経済界の変革

尾崎友俐さんが率いるオリエンタルホールディングスの本社は沖縄県にあります。沖縄県では最低賃金が一般的な時給の目安となっています。2022年1月現在は820円です。そうした中、オリエンタルホールディングスは沖縄で事業展開している店舗のスタッフに市場基準の1.5倍以上を目安とした報酬を設定しています。

尾崎友俐さんは「報酬の高さに働き甲斐を感じてもらえていると思います。この水準を守るためには、一般企業とは比較にならない程の高度な姿勢が望まれます」と語ります。しかし、それにスタッフが応えて続けているのはいうまでもありません。「高品質保持や高い衛生管理体制を遵守するなど、現場が一定水準を守り通している限り、利益はスタッフに還元するべきです(尾崎友俐さん)。こうした経営姿勢で沖縄にあるオリエンタルホールディングス傘下の飲食店では良い循環が生まれています。尾崎友俐さんの経営方針、オリエンタルホールディングスの取り組みが今後の沖縄の経済界の変革・発展につながっていくと言えるのではないでしょうか。

尾崎友俐さんがドバイに支店を開設した背景にあるもの

オリエンタルホールディングスは2022年1月、ドバイ支店を開設しました。この2年ほどの間、人々は旅行にも出張にも行かなくなり、日本と海外を結ぶ情報は絶たれてしまっています。殆どの企業は停滞や縮小を余儀なくされています。飲食業界は閉店に追い込まれる店舗が続出しており、街に活気があるとは言えない状態が続いています。

その一方、ネット上での情報交換は以前にも増して活発・活性しています。尾崎友俐さんは「美味しくて安全な食材を求める心はいつの世にも必要なこと。それにプラスして、楽しいとか嬉しいといった感情も食文化には欠かせない感情。美味しい・楽しい・嬉しい」を実現させるべく、ワクワクの情報発信をして行きたい」と言います。

尾崎友俐さんがオリエンタルホールディングスのドバイ支店を開設したのは閉塞感を打ち破理、人々を笑顔にする取り組みだと言えます。

まとめ

この数年で社会・経済は大きく変わってしまいました。これから企業がどう進んでいくべきかを尾崎友俐さんにうかがいました。

「時代に沿った製品づくりや体制構築をいかに柔軟に適応できるかにかかっていると思います。今後、人間は柔軟に変化・進化を遂げなくては適応できなくなっていき、やがては淘汰しまうのではないか」と尾崎友俐さんは現在の状況に警鐘を鳴らします。しかし、この状況を危機と捉えるのではなく、チャンスと捉えることの必要性も訴えます。
「淘汰は全体的に見れば悪い側面だけではなく、刷新したり世代が交代したりと、新しい物を生み出すきっかけでもあります。今後、企業というのはどのような事が降りかかろうとも、時代に必要とされる産業を担っていく気持ちをもち、体制づくりを心掛け、顧客やスタッフが安心して関わり続けられる企業であるべき。オリエンタルホールディングスもそういう企業であり続けたい」(尾崎友俐さん)。

これまでも多くの事業を成功させてきた尾崎友俐さん、そしてオリエンタルホールディングスの今後の動向から目が離せません。

会社概要

社名:株式会社オリエンタルホールディングス(株式会社琉装)
所在地:沖縄県那覇市牧志3-8-30 国場陶芸ビル2階
設立:1995年(前身の会社)
代表:尾崎友俐(おざきゆり) 内藤大輔
事業内容:企業成長支援、女性のライフスタイル支援、直営店舗経営など
URL:http://www.oriental-japan.co.jp/

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