見出し画像

気温の影響が想像以上だった

前記事でトライアンフのスピードトリプル1200RRを「乗りにくい」と評しましたが、暖かい日のショートツーリングで完全にその印象が払拭されました。
低い温度&ウェットな路面の影響はもちろん予測はしていましたが、単純に想像以上でした。

トライアンフに乗る前、ハイグリップタイヤ経験はモトグッツィ・グリーゾでの「ピレリ・ロッソ・コルサ」が最も高性能でした。気温12~13°Cくらいでも、それまで着けていたエンジェルST比で感動するレベルの操作感が得られた記憶があります。
スーパーコルサは公道における究極的なハイグリップタイヤですが、気温15度くらいを境にまったく印象が変わります。高い気温では乗り心地も操作性も至高と言って過言ではない素晴らしさ。腰痛持ちにして乗車姿勢が低いにも関わらず、2時間以上乗り続けることもまったく苦ではありませんでした。おそらく、次の給油タイミングまで乗り続けられます。

10℃以下でも特に問題なく走るといえばそうなのですがウェット路面では著しくグリップが変わりますし、ドライでも「うっすら不安」が続きます。ハイグリップタイヤの特性は知識としては知っていましたが、「良い時」を知らないので、そこまでの違いがあることを想像しきれませんでした。
うまく乗れない、うっすら不安を感じる理由を自分の技術不足と考えて、過度に意気消沈していました。「晩秋納車」によりベストな状態と比べることができなかった影響で、消化不良な時間を長く過ごしてしまいました。

私のバイク歴は四半世紀を超えました。さすがに自分がバイクに求めているものはわかっているつもりです。しかし最近は「金銭的にも内容的にも無理な買い物をしてしまったか」とやや凹んでいました。ですからこの日はこのバイクを「長く楽しめそう」と思える転換点になりました。

なお、前投稿では次期タイヤ選択はミシュラン、パワー5が有力であると書きましたが、現在はロッソ・クワトロ、もしくはロッソ・クワトロ・コルサのどちらかで悩んでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?