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96ネビス祭

こんにちは、きょーこです。

現在、池袋ジェイズバーでは「96ネビス祭」というイベントを開催しております。
企画内容は至ってシンプル、1996年蒸留のベンネビスを計36本、18週にわたって1週間に2本ずつ提供をするというもの。
現在24本もの96ベンネビスが開栓されました。

後半戦になり、このイベントを楽しんでいただきたい!という強い気持ちが生まれ、文章をしたためています。

「96ベンネビス人気だけど大体あの味でしょ?」
「シェリーの96は外れが怖くてねぇ」
「あの軽いフルーティに惹かれないんだよな」
などなどお言葉を頂きましたが、「NO!」と返させて下さい。
また、「96ベンネビスは何飲んでも美味しいです!」という方にも「ちょっと待って!」と。

生産量、リリースが多い96ネビスは皆様も何本も試されていることと思います。
そして人気のあるビンテージ、評価も高く話題に上がるこも多く、知らず知らずのうちに固定観念が生まれてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私はその1人でした。
酒質が軽くてウイスキーじゃないみたいなフルーツ感、熟成が伸びると紙っぽさがたつけど総じてゆるくて綺麗。
ちょこちょこでるシェリーは樽のネガティブ強くて苦手だなぁ……。
と、数本程度の経験で分かった気になっていました。

しかし、24本の96ベンネビスを短期間で比較して飲み、ようやく気がつきました。
全部違う!という当たり前のことに。

もちろん共通する要素はあれど、
ボトル一本一本には違った魅力、長所がありました。

紙っぽさがおしろい様に美しく出ているもの、
シェリーの樽がのりウイスキーらしいボディがしっかりあるもの、黄桃にふれるか白桃にふれるか、バーボンの樽感からバニラが乗ってデザートのように楽しめるもの。
24本も開栓されたので、ここには書ききれませんね。

同じ蒸留所、同じ蒸留日でもカスクナンバー1つ違えば味が変わる、なんてことわかりきっていることではあるのですが、
改めて実感、体感することができます。

イベントでは、ボトルは三分の一まで減ったところで一度裏に下げています。
最終週には計36本の96ベンネビスがカウンターの上に並びます。

96ベンネビスということに囚われず、
『同じ蒸留所の同じビンテージを36本も比較して飲める』
という、貴重な体験を是非皆様に楽しんで頂きたい!!

5月9日現在、ジェイズバーには16本の96ベンネビスが並んでいます。 
もちろんお好みに合わせて、一本一本説明ご案内させて頂きますので、ご来店ご注文お待ちしております。

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