ゲームは「コスパ」の良い趣味なのか?
※7/23いただいた反応に対するお返事を最下部に追記しました
桜井政博さんがYouTube上に投稿し続けている「桜井政博のゲーム作るには」が面白い。投稿がはじまった直後からチャンネル登録をして拝見しているが、やはり現役の、それも一流のゲーム開発者が主観的な意見を聞ける機会は本当に貴重で、大変参考になる。
その中で興味深かったのが「ゲームソフトの価値 【雑談】」だ(ローグライクのテーマも面白かったが、別の機会に)。
「(あくまで自分の見解だが)私はだいぶ安いと思っています。一人の大人の感覚としてこんなに時間を費やせるものをこの価格で提供できるというのはなかなかありません」と、ゲームの「コスパの良さ」を強調していた。
桜井さんの動画はあくまで「コスパ」ではなく、ゲームの開発費が肥大化しているのに価格が変わらないことや、サブスクの関係を述べることなので本題ではないにしろ、確かに、「ゲームはコスパが良い趣味だ」という話はよく聞く。少なくともゲームがコスパの悪い趣味という話は聞いたことがない。
筆者はゲーマーである。もちろんゲームは好きだし、趣味に費やせる金額の多くは実際ゲームに費やしている。そのうえで正直な感想を述べると、ぶっちゃけゲームは決して「お得な娯楽」かと言われると、あまりそうは思えない。それこそ桜井さんが動画で比較した「映画」や、漫画、音楽、食事などと比べると、「コスパが悪い」とまで言わないが、少なくともギャンブル的に不安定に思う。それは何故か。
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