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北海道厚沢部町へ保育園留学に行ってきました①

5歳娘2歳息子と保育園留学へ

私は子どもたちにいろいろな経験をしてほしい、どこでどう繋がるかわからないけれど今しかできない経験を積んで点をたくさん打っていきたいといつも考えています。

そんな中、去年の年末たまたまInstagramで「保育園留学」という広告を目にしました。旅行ももちろんだけどどこか宿ではなく「住む(ある程度の期間滞在する)」ことでその土地の人にふれあいいつもとは違う生活をすることで得られるものは素敵だなと思い申し込みました。

保育園留学とは、家族で地域を訪れ、自然や文化と触れあい、地域への特別な思い入れを育む、暮らし体験です。内閣府による「一時預かり事業」を活用し、地域の認可保育園・認定こども園と公式連携した暮らしと食育のワーケーションプログラム。過疎のまち、北海道檜山郡厚沢部町では、20年前と比べて、すでに約70%まで人口が減少しています。子育て世帯の流出もあり、この先もさらに過疎は進む見込みです。受け入れ先の厚沢部町の認定こども園『はぜる』の稼働率は75%、より多くのお子さんを受け入れ、のびのびとした大自然のもと、育てることができます。

https://hoikuen-ryugaku.com

子どもたちが初めての園に馴染むことができるか不安に思うこともありましたが、行ってみた感想は「本当に行ってよかった」という一言です!
私自身もいろいろ気付きや考えることがあったので記録しておこうと思います。

スケジュール・過ごし方

北海道厚沢部町は函館から車で一時間ちょっとの場所にある町です。
私たちは土曜日に東京を出発し、厚沢部町で旅館に1泊、日曜日から次の土曜日まで宿泊施設に宿泊し、最後函館で1泊し8泊9日の工程でした。

1日目 到着した後、函館にある「函館こどもの国」で遊びました。東京とは違って混んでいないし、従業員の方もみんな親切でとてもアットホームな遊園地でした。5歳の娘と2歳の息子は大喜びで帰るのが大変でした。何とか切り上げ厚沢部町の旅館へ行きました。

乗り場に行くと従業員の人が動かしてくれる、くらい空いています

2日目 元々は厚沢部町で過ごそうと思っていたのですがあいにくの雨でやることがなくなってしまったので車で1時間の七飯町というところにある「なないろななえ」という道の駅に行きました。とても広くておしゃれな道の駅で人もたくさんいました。お昼ご飯を食べて、ソフトクリームを食べて、キッズスペース大はしゃぎして遊びました。

オシャレな空間
このスペースだけで1時間くらい遊んでた

3日目から7日目 保育園へ。私は地元のスーパーへ行ったり、厚沢部町の道の駅のカフェで読書したり趣味の編み物したりしてどこに行くのでもなくひたすらのんびり(今回私は遅い夏休みをとっていったので仕事はしませんでした!)。
3日目にオプションのアクティビティでカレー作りを選択し、宿泊施設でネパールのカレーを厚沢部で採れた材料を用いて作りました。作りに来てくださった方はとても気さくな方で色々お話もでき楽しい時間になりました。とってもおいしかったです!

作り方も教えていただいたのでぜひ家でも作りたい!

8日目 宿泊施設を退去し、大沼公園へ。遊覧船にのって、貸し自転車で遊んで散歩して。目の前に広大な駒ヶ岳が見え、周りの木々は紅葉真っ盛り。人もそれほどいなく大自然を感じながらのんびり過ごしました。この日は函館に泊まりました。

補助輪つきの自転車もあったのでよかった

9日目 お昼の便で帰ってきました。

宿泊施設

私たちは平家の新築の一棟に宿泊しました。キレイ!広い!
前に滞在された方々がいろいろ残して行ってくださっているので(調味料、キッチンペーパー、台所洗剤ハンガーなど)ほとんど持っていく必要はないくらいでした。隣に温泉があり、子どもたちはとても気に入り滞在中毎日通っていました。
私は使用しませんでしたがワークスペースのある建物がありwifi環境も整っていました。

最初に案内をしてくれたコーディネーターの方が「何でも相談してください!」と言ってくださり、滞在中過ごし方の案内や観光でおすすめの場所などLINEで送ってきてくれました。そしてこちらからの相談もすぐに返信してくださりとても安心して過ごすことができました。

とにかくキレイ

厚沢部町とはこんなところ

①お店はそろっている
過疎の町といえど、大きなスーパーやホームセンター、ドラッグストア、しまむらなど車で10分くらいで行ける範囲にあり生活するのに不便は感じませんでした。でも宿泊施設から徒歩や自転車で行ける範囲にはないので車は必須だと思います。

②みんな優しい!
保育園の先生方はもちろん、隣にある温泉に毎日通っていましたが、受付のおじいちゃんやお風呂で一緒になった人とかいろいろな人が子どもに声をかけてくれ、優しく接してくれるので温かい気持ちになりました。

③町民じゃなくても図書館で本を借りれる
子ども達は図書館が大好きで厚沢部での滞在中も何度か保育園の後に図書館へ行きました。そして数冊借り、宿泊施設でも読んでいました。

④食べ物が美味しい
私が一番感動したのは厚沢部で採れた「ふっくりんこ」というお米です。滞在初日にいただける食材セット(厚沢部で採れた野菜や豆腐、納豆などたくさんもらえます!)に入っていてもっちりしていてツヤツヤでとても美味しくてご飯だけでもたくさん食べてしまいました。あとはスーパーで売っているお刺身。東京より安いしそして美味しいし子どもたちもたくさん食べていました。あとかぼちゃも美味しかったー

子どもたちの様子

二人とも内弁慶で知らない園に行っても楽しめないんじゃないかと心配していました。なので、1週間前からアプリで送られてくるはぜるの写真を見せて「どのおもちゃで遊ぶ?」と気持ちを盛り上げたりしていました。

でも初日から「明日も行くー!」と言うほど楽しんでいました。普段通っている園は人数がとても多いので先生と触れ合う機会が少ないらしく、はぜるでは先生とたくさん遊べたのがとても嬉しかったようです。人数が少ないので争いとかも少ないのか(?)普段よりも穏やかに過ごせていた気がします(帰ってきた今でもはぜるで先生と遊んだ遊びをやろう!と言ってきます)。
先生の配慮で姉弟でお互いのクラスを行き来したり一緒に遊んだりすることもできたようで、早く緊張を解くことができたのではないかと思います。3日目くらいからはお友達の名前を言うようになりました。こんなに楽しむことができたのは本当にはぜるの先生方のおかげだと思います。ステキな先生ばかりでした。

体調第一と考えて、保育園のある日は帰りに公園か図書館で遊んで帰ってきて温泉に行ってご飯食べて寝る、というリズムで過ごしました。温泉をとても気に入り毎日「今日も大きいお風呂に行く」と言い通いました。人もほとんどいないので子どもがいても気を遣うことなくゆっくり入ることができてよかったです。結局宿泊施設のお風呂には一度も入りませんでした。

長くなったので②に続きます!





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