マガジンのカバー画像

エッセイ 〈出雲神話外伝〉 -出雲国風土記-

86
出雲神話の流れから外れた神様達を拾い集めたエッセイ
運営しているクリエイター

#眠れない夜に

【神話エッセイ】 巨人達の足あと

唐突だが、ジャズと神話って、親和性があると思う。 例えば、クラシックやロックやポップスの…

【神話エッセイ】 日本初の歌姫

うちには2匹の犬がいる。 一匹はオスのクロ、もう一匹はメスのチャ。それぞれ性格に違いがあ…

【エッセイ】 生まれてきてよかったのかな

井上ひさしさんのエッセイ集を読んだ。 その中の「わが心はあなたの心であれかし 解説にかえ…

【エッセイ】 神様たちの反抗期

前回のエッセイで、次男の悲劇について語った。思えば、小さかった子供たちももう大きくなって…

神様への ねがいごと

我々は神社に参拝する時、神様に何らかのお願いをする。 人それぞれに、当然、お願いは違って…

不良少女

息子(当時高校3年生)の同級生にちょっとぐれた女の子がいた。その子は髪を染めたり、学校を…

出雲人と石見人

島根県は横に長い。西部に石見地域、東部に出雲地域、海上に隠岐の島もある。それぞれ住む地域によって人柄も異なるといわれている。 手元にある「島根県謎解き散歩」によれば、出雲人は古代に大和政権の支配下に入ってからはきわめて閉鎖性の強い地域になったとある。性格は保守的で消極的、協調的で依存気質。長所は温和で謙譲、まじめで勤勉とある。 ぼくの性格がそのようであるかは別として、石見や隠岐のひとびとからみれば、出雲人は「なにを考えているのかよくわからず、本音を語りたがらない」というこ

お菓子のおまけ

いつからだろう、「付加価値」をこれほどまでにつけるようになったのは。 今では、CDもストリ…

ひとが死ぬと 行くところ

ぼくは幼少期、訳あって祖父母に育てられた。 祖父母は毎日のように喧嘩をしていた。祖母はそ…

哀しき妻のために 蚊よ、とまれ

夕方に松江を通ると、晴れた日は宍道湖に映る夕日が目に映える。 松江から見た宍道湖の夕日は…

シカは神様にも愛されている ♪

ぼくの住む処は、すぐそばに斐伊川が流れている。 斐伊川とは出雲神話の時代にスサノオがヤマ…

夏の終わりに

子供の頃は夏になると、自治会で海の家にいって、みんなで泳いだり、遊んだり、食べたりした。…

大相撲、地元贔屓(びいき) 秋場所編

今年の秋(両国)場所が終わった。 お気に入り力士の阿炎が怪我で休場(手術するらしい)、満…

間違っていたら、素直にあやまる

小学6年だったか、中学1年だったか忘れたけれど、その頃レベッカが流行っていた。 アルバムを買うほどではなかったけれど(すいません)、売れていたのでよく耳にした。その頃、仲良かったEくんと学校でよく音楽の話をして盛り上がっていたけれど、あるときレベッカの話になった。 Eくんがこないだ1位を取ったレベッカのアルバムは何枚目のアルバムだろうという話になった。アルバムタイトル名は「レベッカⅣ」。馬鹿な話であるが、馬鹿なぼくらはⅣの記号が何なのかわからなかった。よってぼくは3枚目だ