心の中の出来事3

プリンは美味しい🍮
好きなのはプッチンプリンだ。
子供の頃はよくプッチンしてた。途中から、プッチンしないでどうやってお皿に落とすか、試行錯誤してたの記憶の倉庫にしまってあった。
なんでそんな記憶とっといてあるんだよ。

大人になってからプッチンしなくなった。

子供の頃みたいに、プッチンした時の楽しさと驚きをまた感じたいものだ…ナ。

んんっ!

だからサ。

ソレはオレのプリンだって言ってんダロ。
プリン味わった時の記録だぞソレ。余韻に浸るためのモンだぞソレは。

「え〜?減るもんじゃないですしぃ〜」

目の前に座る同じ顔したソイツに文句を言ったが、ヘラヘラと綺麗に逃げられる。

つーか減るわ。オレのプリンの味の記録は日持ちしねぇんだよ。短い時は1日で消えるわ。

「ケチですねぇ。もうちょっと器を大きくしないと、いざという時とんでもないことになりますよ?」

いざというときは永遠に来ないから安心しろ。そろそろ返せ。

「ダメです。このまま味わって、明日もプリンを買わせる算段なので、残念ながら諦めてください」

…ヤバいぞコイツ。
この肉体を太らす気満々だ。

今日は多分我慢できずに買っちゃったんだろうけど、一日置きならまだしも毎日プリン食べたら多分…太る。

「あ、もう無くなりますね♪じゃ、おれはこれで」

楽しむだけ楽しんで、自分の部屋へと帰っていった…

オレのプリン…

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