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復興検討委員会

前回の投稿で「次はこの時から抱いている後悔を…」と書きましたが、予定を変更してタイトルにあるように復興検討委員会について書いていこうと思います。

・知っていること
私のもとにはこれと言った話はありません。ほとんどが報道で知り得たことです。
熱海市HPにも復興検討委員会についてはまだリリースがありません。
1月25日の定例記者会見で市長が言及した。その情報だけです。
概要は以下の通りです。

  • 伊豆山地区の復興基本計画の内容を議論する復興検討委員会を2月中に設置する考え

  • 委員会は学識経験者、地元の各種団体の代表者らから10名程度

  • 地元住人や被災者からヒアリングを進め、2月に計画の素案を提示

・懸案事項
まず私が気になっているのは委員の選定です。
被災後から既に活動を行っている、被害者の会やテンカラセンからの選出はあるのでしょうか?
私が聞いた限りでは選出されていないと聞いています。そして警戒区域内の住民も。
委員に学識者が入るのは理解しています。各団体代表者が入るのもわかります。
私がお願いしたいのは

若い人達をその委員会に入れてほしい

私の年齢は年寄とは言いませんが、かと言って若いとも言えない。年齢としては中年の新米です。
上の子が産まれてから約1年後に伊豆山に引っ越してきました。
生まれは別の土地ですが、育ちは伊豆山です。
その中で感じたことは、圧倒的に若い世代が少ない。
それは幼稚園、小学校をみれば明らかです。
伊豆山幼稚園は来年度は休園、小学校は昨年度かその前には統合の話が出ています。
若い世代、子育て世代の意見が入らず高齢の方や観光業ばかりの意見になってしまう委員会では、伊豆山はいずれ限界集落となってしまうのではないでしょうか?
これを機に伊豆山を観光資源に。その考えは今は納得いかない気持ちもありますが理解できます。
でも住んでいる人が住みやすい土地にしてほしい。
もう一度いいます。

伊豆山はいずれ限界集落となってしまう

委員会にはぜひこの点をよく考えてほしいと思います。
そして選出する行政の方には公正な選出をお願いします。

もう一点はヒアリングです。
住民や被災者から広く、とありますが今後のまちづくりについて意見できたのは10月頃にあった1度のアンケートだけです。
伊豆山に戻る気はあるかないか。それに絡んだアンケートだったと思います。自由記入欄に私は上記のことを記載しました。
少子高齢化のロールモデルではなくそれをひっくり返すようにしないと、このままでは伊豆山は高齢者だけになってしまうと。
もっと話を聞いてほしい。
住民の意見は層別されていますか?男女別、年代、居住地区、既婚未婚…
数人の意見が大多数の意見にならないように願っています。

・まとめ
私は文句を言いたい訳ではないです。
選出の透明化、そして意見が偏らないかが心配です。
何度も若い世代と書きましたが、当然ご高齢の方の意見も必要です。
お年寄りの知恵を若い世代が活かす、具現化する。そんなふうになればいいなと思っています。

復興計画を滞りなく進めるために考えの似通った人達を集めたり、出来レースのようなことはしないでください。

少数派の意見でもそれが今後の伊豆山にとって復興となるなら、そちらの意見を大切にしてほしい。今後の復興検討委員会の動向には注視していきたいと思います。

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