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ガラガラポンが起きない以上、現行の制度を足したり引いたりしてやっていくほかない。 著書『崩れる政治を立て直す』の書評

本日11月18日の読売新聞に、著書『崩れる政治を立て直す』の書評が掲載されました。評者は、東京大学政策ビジョン研究センターの三浦瑠麗先生です。

「ガラガラポンが起きない以上、現行の制度を足したり引いたりしてやっていくほかない」というまとめには、言いたかったことを的確に言い当てていただいたと思いました。私は、作動を考えて既存の制度を変えないと制度が壊れてしまうといった表現をしているのですが、三浦先生の文章を読むと、そんな表現もあるのかと、思い知らされました。

「徒な民意の否定でもなく、選挙の負託を全てとする姿勢でもなく、民主主義を健全に保つためには、権力の拮抗の仕組みが必要である」というご指摘は、私の考えがまさにそうなのですが、あるいは三浦先生ご自身のお考えのようにも読めます。問題意識を共有していただいた書評を読むと、著者としても元気をいただけたように思います。

ありがたくご指摘を受け止め、次の研究に入ろうと思った日曜でした。


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