note、二周年
17日でnoteを始めて丸二年になる。
やっていることや楽しんでいることは基本的に変わりない。
●noteを見たり聞いたりする楽しみ
noteでの新しく知り合った人々のマンガや小説、イラスト、写真、音楽などの作品を楽しむ(スキを付ける)のは、その店の常連客になった気分。お弁当の写真を楽しませもらう人だけで5~6人はいる。
二年も経つと、なじみにしていたお店が不意に閉店するように、昔から楽しみにしていた人が去っていってさみしい思いもするけれど……。
いろいろな企画にもなるべく参加しようと思っているけれど、手を出すときりがない……と思って、ついついスルーしてしまうことが多くて、申し訳ないと思っている。
眺めて楽しんでいるから、許してくださいね。深夜ラジオにはハガキを投稿しないリスナーもたくさんいる、みたいな感じで。
ここ数ヶ月で色々と変化はあったけど、参加者が最初の頃の「できたばかりのSNS」感というか、「なんとなくみんなで居心地の良いとこにしていこう」感が残っている間は大丈夫かな~などと、勝手にそんなことを思っている。
●自分がnoteでやってきたこと
2年前と相変わらず変わらない。だらだらとしていて終わってない、ともいうけど。
もともと急いで終わらせようとは思っていなかったので、これでいいのだ。うん。
PATRONEの続編、「死人の宿」を書くこと。
PATRONEは、ファンタジー世界で推理ものや『48時間』や『ミッドナイト・ラン』みたいなことをやりたくて、生真面目な女の子の護民官(保安官みたいの)と、彼女に連行されるおじさん(って年でもないが)の泥棒の珍道中を書いた小説で、「死人の宿」は、その二人の後日談である(間にもう一冊あるんだけど)。
ちなみに、私のnoteでの最初の書き込みは、「PATRONEの続きを書けそうだ」的な内容であった。
もちろん、今も少しずつだけど書き進めている。
続編を書いていると知ってわざわざnoteに加入してきて読んでくれている人もいるし、こちらで知り合って、前作を知らなくても読んでくれる人もいる。
ありがたいことだ……。
この間、たまたまTwitterで旧作のことをつぶやいていた人を見つけたので、こちらで続編が読めるよ~と教えてあげたら、大喜びしてもらえた。
まだ、そんな人がいたのか、マイナーだったのにな~と、嬉しくなったよ。
超時空薄幸児童救済基金を書くこと。
noteで変わったこともやろう、と始めた書き物。
月一の予定だったが、仕事が忙しいと無理で、結局、二年かかって合計12回という状況。
表題に「ひとりPBM」とあるのだが、PBMとは「プレイ・バイ・メール」のこと。
私は昔、遊演体という会社で、「数千人のプレイヤーがキャラクターを作ってエントリーしてキャラクターの行動を書いて手紙で送ると、そのキャラクターたちの行動を絡めてひとつのお話(小説)になって返ってくる……」というゲームの、キャラクターの行動をまとめて小説を書く仕事(プレイヤーに対して、こちらをマスターと称する)をしていた。
今では、似たような形式の遊びをウェブ上でやっているとところがたくさんあるが、当時は郵便でやりとりするしかなくて、「一対数百でやる文通みたいだな」と、いつも思っていた。
プレイヤーとしては、手紙で返ってきた小説だけを手がかりに、ゲームの中の世界を想像し、次の行動を書くわけだが、超時空薄幸児童救済基金では、それに近いことを一人でやっている。だから「ひとりPBM」なのだ。
あらかじめ世界設定とかを決めているわけではなく、「ここまでに書いたことと矛盾がないようにする」というルールだけで、あとはその場その場で世界を構築している。
また、少女の手紙を書いたあとは、それを受け取った「私」が色々と考察するのだが、それも、自分が書いた「少女の手紙」を、初めて見たような気になって、色々と突っ込んだり、推察したりしていく。将棋などの一人用ではないゲームを、あえて一人でやって練習するときの感覚に近い。
1~3話や4~6話をセット料金にしてみたので、この機会に読んでくれたらいいなあ……と思っています。 ←って、結局宣伝かい!
テキストを読んでくださってありがとうございます。 サポートについてですが……。 有料のテキストをご購読頂けるだけで充分ありがたいのです。 ですので、是非そちらをお試しください。よろしくです。 ……とか言って、もしサポート頂けたら、嬉しすぎて小躍りしちゃいますが。