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11回目の月命日


『今日は妻の11回目の月命日』

早いもので、もうすぐ、一年。
この桜の時期はいろんな思い出がたくさんある。

近所の桜並木。
よく、一緒に歩いた。
妻が入院中の時は一人で歩いた。
だから、この桜並木を二人で歩けることが僕にとってはなによりも幸せな事なんだ。

そんな中、僕たち夫婦の恩人の結婚。真っ先に報告した。

妻が生きてたらなんて言っただろう。
多分、涙流して喜んでただろうな。

そんな折、その方が主催するオープンハートの会でお話をさせてもらった。
妻がやっていたお話会を引き継いでくれた。

なんか最近、色々思い出す。
それが辛かったりしたんだけどふと思い出せることが,あるって事も幸せなことなんだろうと思った。だって2日前の昼飯なんて思い出せないじゃん(笑)

話してみたらまだまだ伝えたいことがいっぱいあると思ったし、もっとうまく伝えたい。

もう物質的には妻に触れることができないんだけど、栄子を抱きしめた時の感触や匂いはまだうっすらこの手に残ってる。

今妻の事を思い出す時間は妻が生きていた時より多い。
妻がつけていたパワーストーンのブレスレットは形見としてつけているから、見るたびに妻をそばに感じられる。
つけるのを忘れた日はなんかソワソワしたりして。いつだって妻を感じている。

来月は一周忌。
本当はライブやろうと思っていたんやけどまだまだコロ助が落ち着かないので、延期します。

昨日はいつメンで久しぶりに集まって、俺が知らない妻の話をいっぱい聞いた。

みんなの妻と初めて会った日のエピソード聞いたり。
優しさの塊の人だったんだなー
あー好きが止まらないな。


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