『アイデアのつくり方』を読んだ話

ジェームズ・W・ヤングの『アイデアのつくり方』を読んだ。元は知人の家にあった本で、譲り受けたものだった。

この本の中で、著者がアイデアのつくり方について述べる部分は11~62ページのたった52ページだった。短く簡潔にまとめられたこの本は、「アイデアをつくるプロセスを踏むのは誰でも簡単にできることだが、仕組みが分かったとしてもそれを実行せる人は少ない」という著者の主張を明確に裏付けているように感じる。

このプロセスについて、本から学んだ私は、意外にも、アイデアを作ることとは別の場面で似た経験を多々していたことに気が付いた。特に、「一度その問題から離れる」というプロセスだ。

幼少期にやっていた習い事にバレエとピアノがあった。どちらにも、いくら練習しても2、3年上の子がやっているようにできない、どんなに練習してもうまくいかないといった局面に出会った。その時、イライラし続けるのが嫌だった私は、どのくらいの期間だったかは分からないがその物事に触れることをやめた。その期間を過ぎ、ふらっとまた試したくなった私は、さも今までもできていたかのようにその課題をこなしていた。

こうした経験を小さいころにしていた私は恵まれていたのかもしれない。逃げるとは別に距離を置くことは、決して恥ずかしいことではないと知っていたから、これまで壁にぶつかっても案外容易く乗り越えたりもした。

アイデアを出すということは、これから私の壁になりえる要素の一つだろう。私はどうしても継続が苦手で、プロセスの初めにある「収集」といった作業をこなせたことは皆無に等しい。しかしここで、今のところ毎日投稿しているnoteは、「収集」の役割も果たすのではと思った。

新聞の切り抜きだけじゃなくても、今はこうして記憶できる媒体は多く存在する。古典的な方法も悪くはないが、今まで三日坊主とお友達を続けてきた私にとって、収集するための新たなステップが今noteに投稿するという形で歩みを進めている。これからも継続を続け、見返したときに自分の価値観の変化や、成長を感じていきたいと思った。


最近Twitterを始めました。今までの消極性に終止符を打ちたくて、大学の人と繋がるために始めたものでしたが、トレンド欄でニュースを見るのが楽しくなりました。それに対して、様々に意見が飛び交うのも、私と違う意見に出会えるのでとても面白いです。

こうしたその時々のニュースへの疑問点なども記録していこうと思うようになりました。だれも見ていなくて構いません。これは自分の記録です。ただ、もし他の人の意見が垣間見れたら、それはそれで嬉しいなと思います。

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