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100の読書記録

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自分で読んだ本についての備忘録です。本選びの参考にどうぞ。既に読んだものを含めて百冊分になる予定。
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2022年3月の記事一覧

何万回読んでも、いい本

枕頭の書、ということばがある。読んで字のごとく枕元に置くほどに何度も読み返すほど気に入っている本ということである。さて自分にとっての枕頭の書とは何ふだろうか。 以前の記事で自分の読書遍歴を公開したことがある。教養をひけらかすように思われても仕方ないが、後悔はない。自己犠牲だと腹をくくった。 掲載している本に関してはそれぞれ記事を書く予定である。それは自身の整理のためもあるし、それを機に原書を手に取ってくれる人が増えてくれれば、との思いがあるからだ。 しかしなかなか記事が

だから童心にかえってみる:『この人を見よ』

ここのところ公的な文章を書くことばかりに四苦八苦していた。仕方のないことだとはいえ、時間をかけた割に味気ないものが出来上がっていくのは寂しくもある。文章というのは思っているよりも遊びを入れる余地が少ないものである。 アプリでもデザインでも何でもそうだが、自分で作るものにはある程度のユーモアや愛嬌を加えたいと思っている。先日リリースしたAIアプリに、わざわざキャラクターを考えて3Dモデルまで作ったのはそういう意図もある。 真剣なのはいいが真面目すぎると受け手側も窮屈である。