母の日

結婚して、母が2人になりました。実母と義理の母です。義母はとても良くしてくれます。何から何まで、ここには恥ずかしくて書けないようなことまで甘えさせてもらっています。世間からの噂では義理の家族との関係というのは非常に難しいと聞いてビビっていたのですが、拍子抜けでした。それは義母から私への多大な気遣いのお陰だと思います。感謝です。お義母さんの思いやりがあって明るくてユーモアがあるところを、近くで見習わせてもらいます。そしてこれからも末永く仲良くさせてもらいたいです。

実母への感謝も書こうと思います。「私を産んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう。保育園の時は三日月様の子守歌を歌ってくれてありがとう。小学生の時は本を読み聞かせてくれてありがとう。中学の時にちゃんと叱ってくれてありがとう。高校の時に毎朝お弁当を作ってくれてありがとう。上京を許してくれてありがとう。行きたい大学に行かせてくれてありがとう。体調を崩した私の面倒をみてくれてありがとう。埼玉に引っ越してからは季節の美味しいものを送ってくれてありがとう。私は幸せに暮らしています。また一緒に旅行しましょう、長生きしてね。」

今年の母の日は、ささやかですが義母にはエプロンを(ほんとにささやか)、実母にはプチグルメを贈りました(三陸の人に三陸のグルメを送ってしまった)。毎年ささやかでしょうが…これからもありがとうを伝えていく所存です。親に感謝を伝えられるのは、幸せなことだと思うのです。

まだなれるか分からない段階ですが、自分が母になるかもしれないと思ってから、気づくことがいくつもありました。子どもを持つことへの責任と覚悟の大きさ、子育てが大変であろうこと、親にも自分の人生があること、愛情の深さ、あと他にも色々。若い頃は母の小言を疎ましく思ったこともありましたが、もし私が母になったら、子に全く同じことを言うだろうなとも思いました。(受精卵よ、母の気持ちを味わわせてくれてありがとう。)

余談ですが、我が家では母の日にカーネーションではなくクレマチスを贈ります。母も祖母に贈っていましたし、私も去年、義母に白のクレマチスを贈りました。謎の伝統です。クレマチスは茎が強く鉄線のようだということでテッセンとも呼ばれます。多年草で、その年に咲き終わってもこの時期が来れば毎年咲きます。私にもいつかクレマチスをもらえる日が来ますように。

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