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日本歯周病学会学術大会参加

 今週はいずみ中山歯科の誇る歯科衛生士8人のうちの1人で日本歯周病学会の認定歯科衛生士でもある宍戸敦子さんが、第66回秋季日本歯周病学会学術大会でポスター発表を行ったご報告です。
 今回の歯周病学会のメインテーマは「グローカルな歯周治療」。グローカルとは地球規模という意味のグローバルと地域性などの意味を持つローカルを組み合わせた造語だそうです。
 歯周病は高齢者を中心に世界中に蔓延する人類共通で対処すべき感染性疾患ですが、実際の歯周治療にあたっては地域に密着した歯科医院での治療が必要になります。いずみ中山歯科でも歯科医師と歯科衛生士が連携して歯周病治療に重点を置いて診療に当たっています。
 今回発表した症例は歯周病の基本治療を行ったのち小康状態となって定期健診を行っていました。2型糖尿病を持病とされている患者様でDDP-4阻害薬という2型糖尿病の方が服用される薬を服用されていました。2021年ごろから歯ぐきに水疱やびらんが確認されメインテナンスを徹底しましたが症状が改善せず、服用薬によるDDP-4阻害薬関連類天疱瘡を疑って糖尿病主治医に照会し服用薬の変更を行いました。服用薬変更後1ケ月ほどで歯ぐきに見られた水疱やびらんは消え、その後も再発は見られず良好な状態を維持しています。

 今回の事例は、先週「歯科にもお薬手帳をご提示ください」でご紹介したように既往症の申告やお薬手帳の提示により口腔内の異常と糖尿病治療薬の関係に目を向けられることで原因の解明に繋がりました。定期健診では歯周病やむし歯の確認だけでなく、このような口腔内に現れる症状を発見して、その原因を探求して医科と連携して症状を改善できることがあります。
 いずみ中山歯科では予防歯科に重点を置いて定期健診(メインテナンス)を実施し、患者様の口腔内の健全化を達成できるように努めていますので、定期健診を始めてみようと思われる方はお気軽にスタッフまでお声がけください。

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