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フィノ・エレクトリコ

今日はモンティーリャ・モリレスのフィノ・エレクトリコをご紹介します。造り手は、ボデガス トロ・アルバラ。スペイン南部アンダルシア州で1922年から続く、モンティーリャ・モリレスの醸造所です。

ぶどう品種はペドロ・ヒメネス。お隣のヘレス(シェリー)地方では、甘口のシェリーを造るときに使われるぶどうですが、モンティーリャ・モリレスでは辛口も作られます。シェリーの辛口で用いられるパロミノと比較すると、圧倒的に収量が低く果実味が凝縮しているのだそうです。
この地方は大陸性のとても暑く乾いた気候で、日照量は年間約3,000時間。その昔海だった頃の堆積物で構成されている真っ白な土壌「アルバリサ」は保水力に優れており、冬の間の雨を土壌に蓄えることで、雨の降らない暑い夏でもぶどうに水分を供給することができます。

健全に完熟したペドロ・ヒメネスの一番搾りを使ったフィノは、フロール(産膜酵母によってできる白い膜)によって空気を遮断した状態で、酒精強化されず、ソレラ・システムで10年以上熟成されます。
ソレラ・システムとは、できたワインの樽を古い順に積んでいき、新しいワインの樽から取り出したワインを順に足していく方法です。これにより、フロールを健全に保ち、また安定した質のモンティーリャ・モリレスを造り出すことができます。

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少し緑がかった明るいイエロー。熟したリンゴやアーモンドの香り。レーズンや、クローブの香りも。控えめな酸味にほのかな苦味があり、スモーキーな印象です。塩味のあるミネラルが長く続きます。
キリッと冷やして、食前酒がおすすめ。魚介類を使ったサラダや、フライなどにもよく合います。開栓後は冷蔵庫で保管してください。

【品名】フィノ・エレクトリコ(Fino Electrico)
【造り手】ボデガス トロ・アルバラ(Bodegas Toro Albala)
【国】スペイン/アンダルシア/モンティーリャ・モリレス
【タイプ】モンティーリャ・モリレス
【商品番号】188
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