ポワレ・ ドンフロン イデアル
今日はノルマンディー地方で古くから親しまれている洋梨の発泡酒、ポワレをご紹介します。パコリによるポワレ・ ドンフロン イデアルです。
ノルマンディー地方と言えば、よく知られているのはリンゴのお酒シードル。もともとこの辺りの農家は、家畜を育てながらリンゴとともに洋梨を栽培し、ポワレやカルヴァドスを造っていたようです。パコリ家も、18世紀初頭から農家を営んでいたと言います。
ノルマンディーの中でもドンフロン地区のポワレを、ポワレ・ドンフロンと呼ぶのですが、そう呼ばれるポワレは一定の基準を満たすものだけです。
品種は、プラン・ド・ブランと呼ばれる小ぶりの洋梨。完熟して木から落ちてきたものだけを使い、自然発酵させなければなりません。泡は天然のものに限り、後で注入することは認められていません。（画像はWより）
イデアルのために収穫された洋梨は砕かれ、２週間皮ごと漬け込まれます。最初の発酵は約２ヶ月半。それから熟成するまで一年置きます。それから瓶詰めしてまた２ヶ月半。パコリの洋梨の木の樹齢は高く、300年というものも。世界でもその樹齢の梨の木は珍しいんだとか。
瓶をそっと開けると、凝縮された洋梨の香りが広がります。口に含むと柔らかな泡とともに、完熟した果実の甘みが。イデアルには一切砂糖は使われていません。後味に苦味と塩っぽいミネラルも。蜂蜜やバニラの香りもしてきます。
一番のおすすめは食前酒。4.5%とアルコール度数も低めなので、休日のランチの乾杯にもいいかもしれません。
「理想的」という名を持つ、パコリの自信作。ぜひお試しください。
【品名】ポワレ・ ドンフロン イデアル（Poiré Domfront - L'idéal）
【造り手】パコリ（Pacory）
【国】フランス／ノルマンディー
【品種】洋梨（ポワレ）
【タイプ】スパークリング
【商品番号】184
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