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最初に夢中になった絵のお話

大好きなアーティストは数え切れないくらいにいるけれど、最初に絵画作品で夢中になったのは、高校生のときに見たこの絵。

クリムトという名前も知らなかったけれど、とにかく大好きで大好きで・・・女性の顔を見ているだけで、くらくらするぐらいのいい香りがして、前後の時間がなくなるような感覚がありました。この絵を見かけると雑誌や書籍も買って、ポストカードも何枚も持っていました。金がたくさん使われているので、プリントによって色が全然変わるんですよね。いつか本物を観てみたい。本当の色はどんな色なんだろう。

大阪のハンズで大きなポスターを見つけたときは大喜びで、わざわざフレームに入れてもらって長崎まで送ったことも。「大阪、都会だなぁ」と思いました。まだ長崎駅は駅だけで、福岡にも阪急がなかった頃の話。

いつだったか、この女性が崖っぷちにいることに気がつきました。この絵が正方形に近いため、私が持っているカードはほとんど右を大なり小なり切り取ってあったんですよね。でも、この右の空間大切ですよね・・・。

クリムトの一番好きなところは、平面と立体の表現が混在してる表現です。
観ていても楽しいし、自分自身で描くときもそういう表現を好みます。絵ならではだと思うからです。

そんなクリムトの大規模な展示が、来年東京であります。

きっと「接吻」が来日することはないんでしょうけど、貴重な作品がたくさん観られそうですね。

こちらも面白そうです。

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