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いわばえワインリスト

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ワインショップいわばえにあるワインリストです。その他、食品や雑貨等のご紹介も。
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2018年11月の記事一覧

アンティドート2013

アンティドートは、スペイン内陸部の4つの県にまたがるぶどうの産地リベラ・デル・ドゥエロの東部のワイナリーで、醸造は全て手作業で行われます。 この地方は大陸性の気候であるため、夏は暑く、夜には気温が下がります。そして、冬は厳しい寒さが訪れます。春先に降る雨や霜には注意が必要ですが、この寒暖差がぶどうが熟すのに良いようです。また夏はほとんど雨が降らず日照時間が長いため、ぶどうが凝縮されます。 ※赤い線で囲った地域です。(画像はGoogleより) 品種はテンプラニーリョ。スペイン

ワインが余ってしまったら

ワインは大好きですが、そんなにたくさん飲める方ではありません。 いわばえのワインは自然派ワインが多いのでその日に飲んだ方がいいのかと思っていましたが、栓をして冷蔵庫に入れれば2〜3日は大丈夫なものが多いです。むしろ次の日が美味しかったり、中には1週間OK!というものも。 そんな私がお世話になっているのがこちら。 シリコン製のワインキャップです。 「しっかりとボトルの口にかぶせてください。中の液体がこぼれないので、ボトルを寝かせて収納できます」とありますが、本当でしょうか・

ブルゴーニュ・クランジュ・ラ・ヴィヌーズ2015

昨日に引き続き、ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチのワイン。ブルゴーニュ・クランジュ・ラ・ヴィヌーズ2015です。 ブルゴーニュ・クランジュ・ラ・ヴィヌーズも地名で、イランシーからヨンヌ川を越えて、車で10分ほどの場所にあります。やはりピノ・ノワールが作られています。 2015年のブルゴーニュは素晴らしいぶどうが取れた年だったそう。 このワインも輝くような凝縮した色合いで、すみれやカシスのような豊かな果実味を感じます。マッシュルームや干しイチジクの香り。やわらかなタンニンが溶けて、

イランシー2011

今日はニコラ・ヴォーティエのワイナリー、ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチのワインのご紹介。イランシー2011です。 「たまにシャブリの赤をくださいというお客さまがいらっしゃるけど、そのときにイランシーを出すのがいいソムリエ」と華昇さん。 イランシーというのはブルゴーニュにある地名で、シャブリの南西に位置します。1999年に村名のAOCに昇格しました。ピノ・ノワールにセザール種とピノグリ種を10%以内混ぜることが認められています。AOCはまた今度ゆっくり勉強したいと思います。

ミュスカデ・ヌーヴォー2018

今年のヌーヴォーのご紹介はこれで最後になります。 ランドロンのミュスカデ・ヌーヴォーです。 このラベル大好きで、前から気になっていました。好きなラベルのワインは、ワイン自体も好みであることが多いですよね。 青りんごやライムの爽やかな香りとともに、洋ナシや蜂蜜のような少し甘い香りが加わります。きりりとした酸と旨味は、ご家庭のお食事ともよく合うはず。なんかこの感じ、甲州で似たワインを飲んだことがあるような・・・華昇さんに話してみたら、彼女もそう感じたことがあったんだとか。 以前

ヴァン・ヌーヴォー・ブラン2018

昨日ご紹介したピュズラからネゴシアン業を引き継いだピエール・オリヴィエの新酒。品種はトゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン。白のヌーヴォーです。 いわばえはワインショップの前がレストランだったのですが、その頃から取り扱っていました。その時から変わらないラベルデザイン。優しい親しみやすい味わいも変わっていません。 ポンと栓を抜くと、微発泡していました。青いりんごやグレープフルーツのような爽やかな香り、すっきりとした酸味とミネラル感のある切れ味の良いワインです。自然酵母を使用し

ヴァン・ヌーヴォー・デュ・テュ=ブッフ2018

ピュズラ兄弟のヌーヴォー、今年も入荷しました。 ジャン=マリとティエリーのピュズラ兄弟、自然派ワインがお好きな方ならよくご存知の醸造家ですよね。ロワールには、多くの自然派ワインの造り手が存在しますが、間違いなくその中央にいる人物だと思います。 自然派ワインってよく聞くけれど、いまいちわかっていないかも・・・華昇さんに聞いてみると、考え方として二つに分けるといいそうです。 一つがぶどうの栽培方法、もう一つがワインの作り方です。 まず、ぶどう栽培について。フランスの有機農法は実

ボジョレ・ヌーヴォー解禁

明日11月15日はボジョレ・ヌーヴォー解禁日。やっぱりわくわくしますね。 その年に採れたぶどうを収穫しワインにして日本まで空輸するなんて、すごいことだなぁと思います。ワインショップいわばえでも、ヌーヴォー(新酒)を3種ご用意しました!ただし、ボジョレではなくロワール地方のものです。 ボジョレが地方であることを私が知ったのはワインショップをお手伝いするようになってからですが、ではロワール地方とはどんな場所なのでしょう。 地図を見てみると、ロワール地方はフランスの北部に当たり