Hades2 攻略 各武器&各態の特徴やビルドなど個人的考察~月長斧編~
(2024/06/06追記)6/5アプデについて
6/5にアプデがあり、武器にかなり調整が入ったのでこの記事の内容は現在正確とはいいがたいです。
詳しくは実際に触ってからになると思いますが、とりあえず
Ωのチャージがちょっと早くなった
メリノエの態の効果が通常素力強化&最大ライフ増加になった
タナトスの態に攻撃速度増加がつき、クリ率を上げるのがΩ攻撃から通常攻撃になった
ダイダロスが大きく修正されたらしい
あたりが大きそうです。
はじめに
この記事では、執筆時点(2024 5/26)で実装されているHADES 2の全武器&全ての態を触ってみたので、それぞれどんな感触だったか、ビルドはどんなのがよさそうか、立ち回りなど感想を書いていきます。
当初は全武器をいっぺんに書こうとしたのですが、合計で1万字を超えそうだった(ちなみにこの記事は5000字越えです…)ので武器ごとに記事を分割することにしました。後程リンクをまとめた記事を作成する予定です。作成しました。
月長斧
全体
強そうに見えて実はちょっと評価が難しい武器だと個人的には思います。
回避に自信のある上級者以外にはカロンの態をおすすめします。
とりあえず弱点として感じているのは、
動作が重い(まあそういう武器ではあります)
Ω技とそうでない技の火力差が大きく、マナ管理に気を遣う
単体火力が出しづらい
というところです。
以下で各技を見ていきます。
通常 : DPS自体は測ってみると決して低くはないのですが、実戦だと低く感じます。おそらく3段目が使いづらく、キャンセルしようとしてるからかな…
1段目、2段目は横薙ぎ、3段目が前方にジャンプして振り下ろし攻撃を行います。
素の威力を見ていくと、40 -> 80 -> 160と倍々になっており、3段目がずば抜けて高威力なのですが、モーションがあまりにも隙だらけで使いづらいです。乱戦状態の時やボス戦とかだとぼこぼこ殴られます。
2段目が振りが早く威力も高めなので2段目でキャンセルしたいところですが、このゲームはダッシュキャンセルしてもコンボが継続するので、ダッシュ直後に通常を使うと普通に3段目が出ます。どころか、3段目のジャンプモーションに入ってからダッシュすると、そのまま空中でモーションを継続しながらダッシュします。これもあって敵の攻撃を捌きながら狙って3段目を当てるのは結構難しいと個人的には思います。
後述のΩ通常がわかりやすく強いので、序盤でマナ管理がつらい時以外はなるべく使いたくないです。Ω通常 : カロンの態以外での主力となる技です。よくある回転攻撃ですが、50というそこそこの素力&かなりの攻撃頻度で、回転中に限ってはかなりのDPSです。ただし通常を一回振らないとチャージに入れないのと、チャージがかなり遅いです。実際のDPSはそれらが足を引っ張っており、特にボス戦において思ったようなパワーが出ないことがあります。
また、回転中の移動速度が遅く被弾しやすいという難点もあります。ボス戦においてはちょこちょこダッシュ回避せざるを得ないので、そういう点もボス相手に火力が出しづらい原因です。
ただし、上述の欠点はフューリートルネードやサイキックトルネードがとれるとカバーできます。詳しくはタナトスの態のダイダロスの項にて。Ω特殊 : 普通の特殊とセットで語ります。前方に敵の攻撃の大半をガードするバリアを展開しつつチャージし、前方広範囲に衝撃波を放ちます。
範囲は滅茶苦茶広いのですが、マナコストやチャージ時間に見合っている威力ではないと思います。カロンの態以外では複数戦もΩ通常でいいので使いません。
初期態
「通常や特殊を再び発動できるまでの時間を短縮する」のが効果だそうですが、ぶっちゃけ分かりません。どのタイミングのことをいっているんだろう?
この態にしかできないこと、というのがなく、逆に他の態でできることができないか、下位互換になってしまいます。
まだ態を解放していないということで使わざるを得ない場合は、Ω通常を主力にすることになるので、後述するタナトスの態を見てください。
カロンの態
立ち回りとビルドを模索するのに時間がかかりましたが、理解するとタナトスの態に比べて耐久力が高く安定しました。個人的にはこっちがおすすめ。
簡易ガイド
功徳
アポロン魔陣なし: アポロンダッシュor アポロンのマナ回復 & デメテル魔陣(魔陣枠を使う凍結の方)orデメテルダッシュorデメテルマナ回復 の2つの条件を満たしデュオを狙う。
その他: 特殊はアポロン特殊かデメテル特殊の出た方でいいと思う。また、超新星の膨張は欲しい。
デメテルの局地的寒波のボーナスは恐らく適用されている。ノーデメリットで貴重なΩ魔陣の強化になる。とってよい。アポロン魔陣あり: 基本的に上と同じだが、デュオ条件を満たすのにデメテル魔陣がとれない点に注意。
また、ビルドは厳しいがゼウスとアポロンのデュオはΩ特殊による起爆で発動する(たぶん)。できれば狙いたい。
ダイダロス
クイックカッター: チャージ時間が50%早くなります。最優先。
パワーガード: 特殊攻撃で敵の攻撃をブロックすると、その後15秒間、与えるダメージが+50%になります。
カロンの態では普通の立ち回りで難なくトリガー出来るうえに、特筆すべき点としてΩ魔陣のダメージも強化できます。魔陣の強化手段は限られてるのでかなり強いです。メルトシュレッダー: 特殊のガード部分の1ヒットごとに確か35%アーマーを破壊します。安定のエリートキラー。特殊を多用するので便利です。
立ち回り
魔陣-> Ω特殊で起爆、をひたすら繰り返します。なるべく多くの敵を巻き込むように意識してください。
重要なこととしてΩ魔陣は使いません。チャージなしの魔陣のみ使用します。
大半の攻撃は特殊でブロックできるので被弾は意外と気にならないのが隠れた強み。
多くの敵を巻き込むためにも、敵に後ろを取られないというためにも、敵集団に囲まれない位置取りが重要。魔陣で固めてから距離を取るような動きが基本になるかと思います。
詳細解説
とりあえず、詳細は後述しますがアポロン&デメテルのデュオは必須です。
一見魔陣特化な武器なので、ゼウスとかアポロンのΩ魔陣とるんでしょ、となりそうですがちょっと待った。
この武器の能力は、「Ωでない魔陣に、Ω特殊を当てると、Ω魔陣の爆発が発生する」というものです。
基本的に、Ω特殊で魔陣を爆発させた場合、Ω魔陣が発動したものとして扱われ、例えばアポロンのΩ魔陣などは即座に発動します。
ただし、Ω特殊を当てるまでは通常の魔陣ですので、ゼウスのΩ魔陣などは発動しません。よって基本的にゼウス魔陣はとらない方針になると思います。まあ、魔陣のダメージボーナスと継続時間延長を当てにして、デメテルのΩ魔陣が自キャラに追従する功徳と合わせてゼウス魔陣を常に身にまとうビルドとかは面白そうですが…
じゃあアポロンの魔陣を取るのね、となりそうですがこれも一考の余地があります。
というのも、カロンの態においては、魔陣->Ω特殊で即起爆の動きが王道かと思いますが、アポロンのΩ魔陣の攻撃中は新しく魔陣を発動できません。つまり、その間「待ち」が発生します。なので、
アポロン魔陣のダメージ
アポロン魔陣無しで、魔陣->特殊を連発
この2つを比較する必要があります。
結論から言うと、Ω魔陣の威力強化の魔札を取っている場合、クイックカッターなどのチャージ速度向上がない場合でも、アポロン魔陣がレベル1だとエピック以上のレアリティでないと魔陣->特殊の動きにDPS的には劣ります。
あと、アポロン魔陣の方が小回りが利かず、散らばっている雑魚の対処はかなり不得手です。
よって、基本的にはアポロンの魔陣はスルーした方が使いやすいと思います。
ただし、ゼウスとのデュオである煌びやかな災難は、実際に試したところΩ特殊による起爆で発動できます。ビルド難易度は上がりますがアポロン魔陣ビルドならできれば取りたいです。
さて、ここまで長くなりましたが最後にアポロン&デメテルのデュオの話をします。
効果としては、「Ω魔陣を発動するたび、威力が+20%されるがマナコストも+5になる」というものです。
ところが、カロンの態は普通の魔陣を発動してからΩ特殊でΩ魔陣を発動させる、という流れなので、消費するマナはΩ特殊攻撃のマナだけです。
よって、威力増加の恩恵はきっちり受け取りつつも、マナコスト増加の影響を受けないという、ノーデメリットでΩ魔陣を強化できる強烈な功徳に化けます。
特にボス戦においての火力増加がすさまじく、4面ボスなどでは最終的に、魔陣の爆発部分が1000を超え、ゼウスとアポロンのデュオは一回の総ダメージが3000に達します。
カロンの態は単体火力が出しづらいので、このデュオはぜひ取りたいです。
タナトスの態
Ω通常が被弾しやすく耐久に難があり、また枝角なしでは火力を伸ばしづらく、3面、4面ボスがきついです。上級者向けだと思います。
簡易ガイド
功徳
通常功徳は、アフロ>アポロン。アポロンの範囲は魅力ですが少しでも火力が欲しいです。
アフロの通常素力を上げる功徳はコモンでも10%の火力増と優秀です。
特に白い枝角を持つ場合、ヘパイストスを引けると耐久を補助できます。
アポロンのレジェンダリーは引くのが難しいのと、マナコストが増加しますが、特に枝角なしの場合は取らないと3面や4面ボスで火力不足を感じると思います。
枝角を持たない場合、マナ供給が潤沢であればゼウスのΩ魔陣などをサブ火力として取るのもアリかもです。
ダイダロス
フューリートルネード: ぜひとも引きたい最優先の強化です。チャージ速度が著しく向上し、移動速度もかなり早くなるので回避力はもちろん、雑魚戦で広い範囲をカバーできるようになり殲滅力が向上します。
サイキックトルネード:「 Ω通常中に通常攻撃と特殊攻撃を使用できる」とありますが、そんなことよりはるかに重要な性質としてダッシュを挟んでもΩ通常が継続します。
フォーカストルネード: それほど大きな火力増は見込めませんがないよりは。
ソリッドアックス: こちらの通常素力強化は確かΩ通常にも適用されたかと思います。被ダメージ軽減もグッドです。
アドバンストルネード: 取ってはいけない罠です。Ω通常継続中になぜかダッシュでキャンセルできなくなってしまいます。つまり無防備です。
前に投げることで遠距離攻撃になるゆえなのかもしれませんが、デメリットが大きすぎます。
ちなみにですが継続中メリノエは素手でくるくる回っています。シュール。
立ち回り
Ω通常をひたすら打ちます。
フューリートルネードを取っていない場合、チャージ量は適宜調整してください。~12とかで打つと、消費量に対して攻撃回数が少ないので、なるべく15前後は溜めたい気がします。
序盤でマナが切れてしまう場合、適宜通常を挟むといいです。
特にボス戦において、被弾してしまうのはしょうがないです。ライフで受けるなり、功徳でカバーするなり、ビルドでケアするよう意識するのが良いです。
詳細解説
といいつつ、カロンに比べてわかりやすい性能をしているのでだいたい解説してしまったのですが、ここではこの武器の難しさ的なことを語ろうと思います。
この武器はクリティカルを期待できるΩ通常で火力を出していくのが基本であろう武器ですが、アフロ通常以外に大きな強化要素(枝角、アポロンレジェンダリーなど)を取れないと火力が早々に頭打ちになります。
雑魚戦では十分な火力で、範囲に優れるので殲滅力が高く強そうに感じるのですが、3,4面のボスでは火力不足に悩まされます。
「火力火力言っているが自分はクリアできればいいんだ」という向きもあるかとは思います。
ですが攻撃は最大の防御という言葉があるように、高火力というのは、戦闘を短時間で終わらせ被弾の機会を減らすという面もあります。
タナトス斧の難点として被弾しやすいことがありますから、戦闘時間が長引き被弾リスクの増加を招く火力不足は、耐久面にも如実に響いてくるというわけです。
アフロ通常以外でΩ通常の火力を大きく伸ばせるのは、白い枝角とアポロンレジェンダリーの2つになるかと思います。
アルテミスからもらえる賜物である白い枝角は、火力増強手段としてはきわめて強力です。
効果としては、現在HPが30%以下の場合、クリティカル率を+40%します(最大強化時)。これは、クリティカル率が0だった場合と比較して1.8倍の火力増になる強烈な効果です。
このタナトスの態や、骸骨の態の一つであるメデイアの態など、固定ダメージに頼らず、通常や特殊を伸ばしていく武器は特に白い枝角の影響が大きく、使わない場合火力が大きく低下します。なのでspeedrun勢は当然のごとく枝角は標準装備しています。
が、Ω通常を主軸とするタナトスの態は被弾しやすく、自分のような馴れないプレイヤーには耐久が低すぎて厳しいです。
火力不足は殴り合いで不利になるから火力を上げよう、という話なのに、耐久が著しく低下してしまっては、何となく本末転倒感があります。
まあ考えるまでもなく枝角は上級者向け賜物ですから、タイムを突き詰めていきたいのでなければ、やはり枝角を前提に低体力を維持するのは避けたほうが無難です。
とはいえ枝角がない場合、アポロンレジェンダリーを取らないと火力的には厳しいです。
あるいは、どうせΩ通常を連発するためにマナ供給が潤沢になるように伸ばさないといけないのですから、いっそゼウスやアポロンのΩ魔陣をサブ火力として取ってしまう、というのもアリかもしれません。
ボス戦での火力不足をカバーするならゼウスが優位です。いたずらにビルドに組み込む神を増やすのは考え物ですが、アポロンレジェンダリーも捨てるのであればアポロンの功徳はそんなに必要ないのでビルド難易度はむしろ低下するかと思います。
また、耐久面の補助ではヘパイストスの功徳が有用です。
極美品は雑魚戦で特に被弾を抑えてくれますし、アーマー系も助かります。また、ヘパイストスのマナ回復功徳は、被弾するとマナを回復するという功徳です。
普通だとちょっと避けたい感じですが、マナ回復量自体はかなり高いです。どうしても被弾しがちなタナトス斧では、おまけで付いている被ダメ減と合わせて結構有力な選択肢だと思います。
他の武器についての記事はこちらから
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?