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「死後探索」というワーク①

過去の記事をnoteに再掲させて頂いているシリーズ。

わたしは、幼少から存在の「危うさ」を抱えた子供だった。なんとなくそれを自覚したのが9歳頃。目の前に橋があって、一歩足を踏み入れるとそこにはまったく別の世界がある。自分は、ふと何気なくそこに一歩足を踏み入れてしまいそうな、そんな感覚。
 そんな頃に「タロット」に出会った。
 「タロット」や「オカルト」と言われる世界を探究することで、わたしは自分自身のそんな危うさをバランスさせていったのかもしれないと思う。いつしか「あの世とこの世の橋渡し」が、自分にとって大きなテーマであると認識していた。
 オカルトから始まったその探求は、宇宙、ニューエイジ、素粒子物理学、精神分析、脳科学、行動学、植物療法、波動医学、量子力学、と際限なくみえるように拡がっていった。
 
 そんなわたしにとって、2010年は人生において大きなターニングポイントになった。
 実の兄が筋萎縮症側索硬化症(ALS)という無病発覚から、自死したことによって、わたしにとっての「あの世」は「現実に目の前に起こった」最大の出来事だった。
 これは、この2010年の年の締め括り、12月に書いた記事だ。

わたしは、創造する意思である

今朝、起き抜けにハッキリとした玄関のチャイムの音で目が覚めた。
こんな早い時間に誰??

早くに起きている息子が何もそれに答えていないので、
おかしいな、、、もしかして夢?

寝室から起き出して息子に聞いてみると、チャイムの音なんて聴こえなかったよという。直感で、来客があったのだと悟った。
 それは人なのか?
 もしくは新しい流れを象徴するシンボルなのか?
すると、心の内で

「わたしは、創造する意思である」
と、言葉が響いた。
それは新しいシフト、始まりの知らせだったのか。

12月の声を聞くと、途端に一年を振り返るような思考が働く。
この一年はまたも私にとって大きな、大きなものとなった。

2月3日の節分を過ぎた頃から、流れる空気の色の変化を感じていた。それは晴天を脅かす暗雲。もくもくとすべてが暗闇、「闇」に包まれて行くような、そんな感覚。日常の見える景色が変わり始めた。そんなことに気付くと同時に。その大きな闇の渦に巻き込まれていくような、そんな流れの中に飲み込まれていった。その中で、あがくのではなく何故か自分がその流れに入って行く必要性があるのだという感覚が私の中にあった。

兄のALSの発覚と死

春の声を聞く頃、わたしの日常は大きく変わり始めた。

兄の10万人に一人という難病の発覚、
 そして間もなくの自ら選んだ兄の死。


兄があの世に行ってからも、実は彼は何度も何度も私の枕元に現れ、私に何かを言おうとしていた。うなされて目が覚めると夜中の2時。兄の存在を感じると3歳の娘が起き出しては泣き出すということが何度と続いた。
 兄が<上>に上がっていないことを認めることを恐れ、私はそれを誰にも言えずにいた。言ってしまえば、兄が<彷徨っている>ということを認め、現実化してしまいそうで怖かったのだ。

死後探索

そんな日々が一ヶ月も過ぎた頃、たまたまインターネットでブルース・モーエン氏の来日情報の記事を見た。
 「死後探索
何?そんなものがあるの?

そこには、「リトリーバル」(死後の魂の救出活動)」と書かれていた。
 
死後、信念体系領域で留まっている魂をフォーカス27と言われる領域に向かうためのサポートが出来るという。

 そんなことが可能なの??

私は食い入るようにその記事を読み、彼に会ってみたいと思い、詳細をクリックした。すると、なんとその翌日に東京でのワークショップ開催日があり、数席の空席があるとのことだった。

 パートナーに初めて、最近繰り返されていた兄の予兆を告げ、ブルースのワークに参加しようと思う意思を告げた。彼はこの現実的ではない話しをきちんと聞いてくれ、そしてそのワークに参加すべきだと言ってくれた。すぐに主催者の方に参加申し込みの連絡を入れた。わたしはここまでの一連は、既に必然流れに導かれているように感じていた。

死後の世界での兄との再会

翌日、会場で初めて見たブルースは、身長180cmをゆうに超えるほどの長身にアロハシャツが印象的だった。横に立っていた通訳の方が、驚いたことにシュタイナー幼稚園でご一緒のママさんだった。そんな久しぶりの再会もあってか、少しシリアスになっていたわたしの緊張も解けていった。

「死後探索とは何か」そんなレクチャーがブルースからあり、わたしは彼の誘導によって初めて「その領域」に足を踏み込んだ。
「ガイド」は先ず私の肉体の中に入った。途端に手や足がピクピクし始め、
指先が動き、明らかに身体の中にいることを誇示しているようだった。
やがてその存在にわたしを兄の元へと連れて行って欲しいと告げると、ジェットコースターのようにもの凄いスピードで周りの景色が変わり始めた。流れる猛スピードの白黒の映像の長いトンネル抜けきった時、ぽっかりと風船に浮かんだような空間に出た。そこに、手すりに寄りかかり、もたれかかるようにして煙にまかれている兄がいた、、、、

私は兄の感情に同調し、涙が溢れた。
もう苦しまなくてもいいよと、私は泣きながら声にならない声をあげ、ガイドが来ていることを告げた。すると、紫色のオーロラのカーテンのようなものが現れ、兄はそれに優しく包まれた。やがてその中で彼は号泣した。

しばらく続いた、その薄暗闇の景色を、私もまるで自らが癒されて行くように見つめていると、やがて光が入り、何かのドアのようなものが開いたように感じた。
そこには兄をこよなく愛していた祖母が着物を着て正座して座っていた。

オーロラのカーテンは祖母をも巻き込み、
二人は包まれたまま、螺旋を描くようにして上昇していった、、、、、

私はそれをただただずっと眺めていた、、、、、

死後探索への招待状

泣き腫らした目を開くと、私の目の前にブルースは立っていた。
まだ嗚咽を上げていた私を見て
彼は「体験を分かち合えますか?」と優しく問いかけた。
私は「YES」と答え、その体験を会場の皆さんにシェアした。

ブルースは深く何度も頷きながら、
私の体験に対して労いの温かい言葉を与えてくれた。

終了後も、個人的にさまざまなことを聞きに行った私に
彼は丁寧に温かい言葉で多くの時間を割いて話をしてくれた。


私のこの日の体験はブルースの提供する死後探索のDVDの一部にも使用しても良いかと尋ねられたので、快諾した。
 
そのまま、その数ヶ月後に開催された「死後探索の本コース」に、
この体験が元で私は特別に招待されるという幸運に恵まれた。

いや、恵まれた、と言うより、
私はこれを学ぶように完全に運ばれていた。

         〜後編に続く


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The Art of Human Alchemy(AHA)
橋本 和泉
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