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いつか。

夕飯を食べているとき、来月4最になる息子が言った。

「おねえちゃん。
 ぼくはいつか死ぬから、
 そのあとは、このおもちゃ、
 代わりに大事にしてね。」

言い終わると、目にはいっぱいの、涙。

ハグしたら、涙はポロポロとこぼれ落ちた。


手嶌葵さんの楽曲を聴きながら、夕飯を食べていたところだった。
きっと彼女の歌声が、3才の子どもに命について感じさせたんだと思う。

息子は、小さい頃からバラードが苦手だった。

「切ない」という言葉を知らない彼は、

「悲しい気持ちになる」と言っていた。



「生きてるものは、いつか必ず命に終わりが来るんだよ。」

先日、何の話の延長だったか、息子に話した事があった。

自分もいつか死ぬんだと、初めて知った瞬間だったはず。



命あるものは、必ずいつか、終わりが訪れる。
だから、精一杯生きようね。
楽しいことを沢山しよう。
いっぱい笑おう。
美味しいものをいっぱい食べて、
よーく遊んで、よーく眠って、
大きくなろう。
出来ることが増えるって、すごくワクワクするよ。

そんな話をしたら、

「10才になったらね、ママのあさごはんと、
 おひるごはんと、よるごはん、
 作ってあげるからね!」

と、言われた。

あとは、眠る直前まで、
「ママのこと、ずっと大好きだからね。」
と、20回くらい言っていた。 


反抗期がきたら、くそぱばぁ!って言われるんだろうなぁ。笑

美しい心をもって、生き抜いてね。

あなたが大きくなって、私の手を離れていく姿をみるのが、
私はとても楽しみだよ。

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