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【ポゴ解説】Egg Skipと垂直ジャンプ【RTA】

3大ショトカの3つ目、Egg Skip(最後の大ジャンプ)

グダるとけっこうタイムが持っていかれる上に、記録ペースのときは緊張の中やらないといけない。TAをやるなら練習の優先度は高い。

目次のとおり、アドバイスを3段階に分けている。その順で練習すれば効率が良いんじゃないかと考えて作ったので、上から順に読んでみてほしい。

◆ジャンプ力が増える原理

原理自体はシンプル。
まずはジャンプ力が決まる仕組みについて説明しよう。

ポゴのジャンプ力は「落ちた高さ」で決まる。
高いところから落ちると高くジャンプできる、初回プレイの時点で何度も経験したことだろう。

垂直ジャンプはこれを応用したテクニック。スティックを傾けて斜めに着地することで落ちる高さをほんの少しだけ伸ばせる。
そしてジャンプする瞬間に縦に戻せば、最高到達地点が前回より少し上になる。これの繰り返しでジャンプ力が伸びるわけだ。

斜め着地

着地を傾ければ傾けるほどジャンプ力の伸びは増えるのだが、一つ注意してほしいことがある。ジャンプする角度だ。

みんな着地のときのスティックさばきに目を向けがちだが、伸びるのは「ジャンプ力」であって「高さ」ではない。
斜めに飛んだ次のジャンプは低いジャンプになってしまう。

着地をいくら頑張っても斜めに飛び続けていると、あまりジャンプ力が伸びない。初心者は注意しよう。



◆初心者向けアドバイス

大事なポイント
・とにかく数やって感覚に慣れる
・着地より踏み切りを重視する


まずは数をこなす。

着地時ギリギリまで倒すことより、斜めにジャンプしないことを重視する。多少やり方が下手でもジャンプするごとにちゃんとジャンプ力は上がる。

ブレずに真上にジャンプし続ける技術はPalm Skip(特に旧のほう)でも役に立つぞ。

オススメ練習場所はスタート地点と最後の崖前。


慣れてきたらここで実力を試すのもあり。
左右にブレるとぶつかるため、真上に飛ぶ力が試される。


スタート地点ではジャンプ力を数値化できる。

6回目

普段だいたい6回でジャンプする自分がスタート地点で6回飛んだときのジャンプ力がこれ。多少の誤差はあるだろうが、大体140あれば崖に届く。

何回ジャンプしたら140に届くか試してみるのもいいかも。あとは着地時の傾け具合で伸びが変わるようすも確認しておこう。


垂直ジャンプで増やせるジャンプ力にも限界がある。

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大体150だ。150を出すにはきれいなジャンプを連続で出し続けないとダメ。

これができるころには君のポゴ力は相当なものになっているだろう。
キャラコンの1つの良い指標かもしれない。


傾けずに着地してもある程度は伸びる。ただ限界値が低い。

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この数字では最後の崖の高さに届かない。傾けて着地は必須ってわけ。



◆中級者向けアドバイス

大事なポイント
・ジャンプ回数を数える
・ラストジャンプの場所を意識する


ある程度垂直の動作に慣れてきたらジャンプ回数を数え始めよう。

ジャンプ回数は「最後の台で行ったブーストジャンプの回数」のこと。
Regular上位だと6回が主流、最上位は5回、理論値は4回らしい。

ここで言いたいのは上位を参考にして6回で行け!ってことではなく、
自分のジャンプ回数を決めておこうって話。

今の実力だと何回ジャンプすれば安定するのかを把握して、毎回数えながら飛ぼう。無駄に何回もジャンプするのはもったいないし、どのタイミングで崖越えを狙えばいいかわからず安定性が下がる。

一つの目安として、まずは10回で登るのに挑戦してみるのがいい。


次はラストジャンプの踏切りについて。

Egg Skipには1つのトレードオフがある。

最後のジャンプを崖から離れてするほど樹液に当たりにくいが、その分高さを稼がないといけない。
崖の近くでするほど低いジャンプで届くが、その分樹液に当たりやすい。

難しいことは考えなくていい、先人に学ぼう。

踏み切り目安

Regularのリプレイを片っ端から見ていくとわかるのだが、メジャーな踏み切り場所はこのあたり。この2つの花の間、特にど真ん中が安定しやすい。

この場所はジャンプ回数の効率と樹液の当たりにくさが丁度いいバランスなのだ。

毎回ラストジャンプの踏み切り位置を意識して飛ぼう。
とはいえただ意識すればできるってわけじゃない。

垂直ジャンプをしながら左右の位置を微調整する、着地する前に着地地点を予想する、この力を練習で鍛えていく必要がある。



少ない回数のジャンプに挑戦し始めると、この現象に出会うようになる。
よく見ると樹液は角っこにはついておらず、スティックをつけられる。

端は乗れる

なお欲張って傾けすぎると樹液に当たって悲しいことになるときも。



◆上級者向けアドバイス

大事なポイント
・タイムと成功率を知ったうえで回数を選択
・6回と5回、5回と4回には大きな難易度差がある


いよいよタイムと成功率にじっくり向き合うとき。
どの程度の成功率の技ならチャートに組み込むか、ぶっちゃけこれは人による。好みもあるし、目標タイムや何秒縮められるかも大事だ。

Egg Skipは1回増えるごとに2秒ちょっと増える。

2秒は決して小さい数字ではないが、ポゴは1つの小さいミスが大体2秒くらい、あくまで自分の体感だが。
よくミスする場所を練習して安定度を上げるのと、Egg Skipのジャンプ回数を1回分減らすのが同じくらいの効果。

だから自分は安定性が保てる回数で止めておくのが無難と思っている。
7回、6回、5回と減らしていって、それぞれの成功率を記録する。
この成功率はさすがにな~となった1つ上の回数にしよう。

(成功率の記録は面倒かもしれないが、体感はあてにならない。20回ほどやって成功率が何パーセントか出すことを強く推奨する)


5回から一気に難易度が上がる。6回ジャンプが安定した時点でいったん満足して、他の場所を詰めに行ったほうが良い。

ジャンプ力の溜め方・最後の踏み切り・ジャンプ角度・上の足場への着地のしかた、4つすべてが高水準でないとダメ。

入力がシビアで、「成功はできても安定が大変、しかもタイム短縮少なめ」Anvil Skipと似た感じだ。


それでも採用したいなら、ラストジャンプを徹底的に練習しよう。

ギリギリのジャンプ力で着地しに行くため、ジャンプ場所・ジャンプ角度・回転し始めるタイミング、3つ揃わないとうまくいかない。

以下の動画を活用してくれ。


人力でも4回は可能らしい。ただこれを通しに組み込む人はあと1年経っても現れないんじゃないかな。5回ジャンプをたくさん練習してきた自分でも4回はまだ成功したことがない。



同じ場所で練習するのに飽きた人はここでやってみよう。

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ジャンプ力を伸ばせば金床にタッチでき、右上や左上の足場に行ける。

足場が悪くかなりのテクニックが要求される。
腕試しとしてたまにやってみると面白い。



◆終わりに

垂直ジャンプの練習は基礎力をつけるのにいい。

スティックの微調整、踏み切り位置の意識、回転しながら上の足場に乗る感覚、どれもいろんな場所で役立ってくれる。

ポゴ起動のたびに垂直ジャンプの練習をやってみるのもいい。
ウォーミングアップやその日のコンディションチェックになる。

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