悲しみ

(この小説には自傷表現を含みます。不快になる方はブラウザバックお願いします)

私佐藤朱里(さとうあかり)は自傷癖があった。昔彼氏でもない人に無理やりされたからだ。その時のときのことを思い出すと無意識にしてしまう。

理解者は彼氏である杉本遥(すぎもとはるか)と保健室の置鮎優希(おきあゆゆうき)先生であった。家族に相談しても怒られるだけ、クラスの子はだんだん離れていった。

何度もやめようと思っているけどやめられない。苦しい。もっと前を向かなきゃいけないことはわかってる。でも中々止められない。かれは「ゆっくり治していこう」というけれどどうしても焦ってしまう。

過去が消えてくれればいいのに。そう何度願ったことか。トラウマが

鮮明に蘇るから中々止めようがないんだ。置鮎先生も辛かったことを受け入れてくれる。話を聞いてくれる。私はこのまま自傷を繰り返す人間になっていいのか。いやだめだ。期待してくれている人がいる以上、止めなければならない。

翌日ある決断をした。鍵のついたロッカーにカッターを入れて鍵は親に預かってもらう。これから減らせるといいけれど。。。

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