深刻な問題ほど明るくロジカルに描こう
四十過ぎになるまで奨学金を返し終わらなかった者がまさに身近にいる身としては、放ってはおけない映画がこのほど公開されたので、しっかりと観てまいりました。社会派の硬派なテーマを扱っている割には、予告編から受ける印象はむしろ明るく前向きであり、最後まで楽しく観られそうな予感はしていたのですが、果たしてその通り。僕の見た回には監督がいらっしゃっており、映画終わりでパンフレットにサインもいただけたのですが、そのことを印象として伝えると「僕の性格ですネ」と笑って挨拶をされるほどの気さくな