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母の家を片付ける その2 衣装ケースの中身はなに?

前回の続き。母の家を片付け2日目です。クロゼットにハンガーでかかっている服を前回はやっつけたので、今回は衣装ケースの中身をつぶしていきますよ。

収納の負のループ

片付けが苦手な母の負のループというのがあって
・片付けなくちゃ! と思う
・収納が足りないから片付かないので、衣装ケースを買う
・とりあえず突っ込む
・蓋をしたら二度と中に何があるかわからなくなる

個人的には、引き出し式ではない衣装ケースは買ってはいけないと思う。これを使いこなせるのはよほどの収納上級者。ということで、大量にある衣装ケースの蓋を空けていきますよ。戦々恐々。

大量のタオルを片付ける

まず出てきたのは大量のタオル。いただきもの等でもらったもの、数度使ったもの、箱のままのものなどがごちゃまぜに投入されていました。
ほかからも発掘されたタオル類と合わせて、まず総量を確認してもらう。

ひとりでいつまで使うんだ? というわけで、今使っているタオルを新しいものに入れ替え。残りを破棄。

破棄するタオルはぞうきんに使えると言って聞かないのですが、何年ぞうきんがけし続けるんだというわけで(実際には言わないですよ>笑)、小さな箱1つ分残しました。
これらは、蓋つきの収納ケースの蓋をはずして横置きにして、丸めて積み重ねていきます。こうすると、ひと目で何があるかわかるし、取り出しやすい。ウォークインクロゼットの片隅がタオルストック場になりました。

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↑ 左下にちらりと見えるのがタオル置き場。ほか、大量に出たゴミ袋。

いただきものハンカチとお手紙が捨てられない

その後大量に発掘されたのが、箱に入ったままのハンカチ。この年令の人達って、なにかというとハンカチを贈り合ったりしてたのよね。もう古びて汚くなった箱からすべて出して、ポイポイと箱を捨てていきます。それだけで総量が3分の1ほどに減る!
「箱から出したら人にあげられなくなる」というので、「誰かにあげるときは新しい箱に入れようね」と助言したら納得しました。(ってかそもそも、何十年も前に人からもらったハンカチをまた人にあげるのは失礼なのでやめとこうね。これは自分用ね、とも言っておく)。新品を破棄することはできない年代なので、ハンカチはさほど場所をとらないので、大量でもこれはそのまま取っておく。

こういういただきものは、手紙とセットになってしまわれていることが多く、それもあって「捨ててはいけない」と思ってそのままにしてきた模様。その場で手紙を読んでもらい、いたいだいた物を見せて、「ありがとうございます」と言ってから、手紙と箱を処分しました。

ほか、出てくる出てくる。
衣装ケースひと箱分のガーゼゆかた寝間着。来客用として保存してあったようですが、そもそも、もう来客はないのですべて破棄。これには納得。
出張が多く、あちこちから集めまくったビジネスホテルの歯ブラシ、小さな石鹸、シャワーキャップが靴箱1つ分に詰め込まれたもの。まだ使えるというのを説得して、歯ブラシのみ、袋から出してまとめて掃除用として洗面所下に収納しました。

出た! 結納品セット

私としては処分したかったけど、残したものが以下。こういうのは最終的にどうしたらいいんだろー。

・私のウエディングドレスとベール(30年前のもの)
・結納セット(こんなことをしたことさえ忘却の彼方。大量の桐の三宝に翁の人形等、1回こっきりしか使わず再利用のあてもないグッズ)大きなダンボールひと箱分。
ー自分の子にはぜひ言いたい。結納せんでよい!
・成人式の晴れ着に使った羽のショール

もう説得も面倒なので、そのままたんすの上に戻しました。こういうのは持ち続けることに意味があるのかもしれないです@母。

ふさわしいバッグを持とう と説得

最後が、大量に山積みになったバッグ類。

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そもそも、バッグをどう収納してよいかがわからなかった模様で、ただウォークインクロゼットの収納ケースの上に積み重ねていました。ものとしてはいいものが多いのですが、いかんせん積み重なっているからよれよれになっている。
下にはもう何があるのかさえわかっていなかったはず。

1つづつ見せて、まだ使うかどうかを確認してもらう。

「高かった」「まだ使える」というものでも、革が擦り切れていたり、くたびれているものに関しては

「こういうものは持って欲しくないな。擦り切れたバッグを持って歩くのは悲しいよ。もっとあなたにふさわしいものを持って歩こうよ」

と伝えると、納得した様子でゴミ袋に。
最終的に半分以上のものをゴミ袋に入れました。

ブランド品を買う習慣があれば、売れるものもあるのかもしれないけど、おしゃれさん目的で買い集めたものは、どんなに高額であったとしても擦り切れたらもうゴミ袋に入れるしかないんだよね。ほんと、衣類とバッグは古びてしまったものは、年齢がいくほど身につけると悲しさが増していくので、思いきりよく処分するのが正解だと思いました!

書き続けるほどにいろいろ思うことあり。

長くなっていくので、この日の続編はまた次で。
次は亡くなった父の服の整理です。

つづく


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