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ARTS

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私の好きな作品やアーティスト、美術館やギャラリーについて綴っていきます。
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#型にはまらない世界

小さなアート展「Small Artwork Show Vol.4」

長野市松代町にある 「松真館」というギャラリーにて、 小さなアート展「Small Artwork Show Vol.4」が 開催されています。 今回で4回目となるこのグループ展に 私もアーティストとして参加しています。 これまで私は、 グラフィックデザイナーとして お客様にデザインをご提案する という立場をずっとしてきましたが、 アーティストとして、 自分を表現したいという想いは常にありました。 その気持ちをずっと持ちつつも、 忙しさで見送りにしてきました。 適応障害

Alberto Giacometti(アルベルト・ジャコメッティ)の魅力

アルベルト・ジャコメッティ(1901-1966)は スイスで生まれ(家系はイタリア人) 主にフランスで活動したアーティストです。 針金のように細くて長い彫刻は 彼のシグニチャー的作品で 私も何度も美術館に 足を運んだくらい好きな作品です。 1920年代以降 写実的な彫刻から キュビスム、シュルレアリスムの 影響を受けて 作品を作り続けますが 1930年代になると、 シュルレアリストの グループから離脱し、 1950年代に この↑凹凸のない 細長い人物彫刻が 高く評価

Lee Bontecou(リー・ボンテクー)の魅力

私の好きなアーティストの一人に アメリカ人女性芸術家: Lee Bontecou(リー・ボンテクー)がいます。 1960年代 女性のアーティストでは珍しく、 ニューヨークアート界で パイオニア的存在となった方です。 私が彼女の作品を初めて見たのは MoMAでした。 彼女のスカルプチャーに 吸い込まれそうになったのを 覚えています。 吊るされた(Suspended) このスカルプチャー(Untitled 1980-98)に 私は一目惚れし、 しばらく目が釘付けでした。