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このアニメが面白い

ここ最近のお薦めアニメです。パート2として以下の作品を紹介します。

スター・トレック:ローワー・デッキ(Amazon Prime)

スター・トレック世界のモブ宇宙艦「USSセトリス」で働くサポートクルーの日常をハイテンポで描く公式パロディ作品。世界観や設定部分はしっかり守りつつ、シリーズのテーマであるダイバースやジェンダーの問題とドラマでのお約束に関する自虐ネタ・風刺ネタが満載。下品で本当にしょうもないエピソード山盛りですが(褒め)作り手のシリーズに対する愛と敬意を感じます。監督は「リック・アンド・モーティ」の製作/脚本を担当したマイク・マクマーン。

ラブ、デス&ロボット シーズン2(Netflix)

パート1に続き新作8編が追加となるシーズン2が公開されましたので改めて推したいと思います。シーズン1の半分以下のエピソード数なので物足りなさは否めませんが、今回も粒ぞろいです。特にお気に入りは『氷』『避難シェルター』です。両方共にSF作品ですが作風は大きく異なります。『自動カスタマーサービス』や『草むらに潜むもの』を観ていて思うのは今日のパペット劇やコマ撮りアニメをルーツとするCGアニメ表現は極限進化状態にあるように思います。CGを意識する隙がほぼありません。一方でシーズン1の『ジーマ・ブルー』に続いてロバート・バレーが監督した『氷』は氏の独創的なアートスタイルで描かれる秀逸な2Dアニメです。最初から最後までエッジの効いた美しいビジュアル表現に目を奪われます。
氏が監督した「トロン・ライジング」(Disney+)もお薦めです。

ソウルフル・ワールド(Disney+) 

最近長期間関わってた企画がリリース直前でポシャってしまってしばらく落ち込んでいたのですが、この作品を観て元気とアウトプットを続けようという気力をもらいました。スピリチュアルなテーマを扱いつつ宗教的な素材を極力用いずに、超常的な世界をポップに表現していて好感が持てます。これまで紹介したSFやメカ物とはジャンルが違いますが「生まれてくる前の世界」の高次元的な存在のヴィジュアル表現や建物のデザインが素敵です。

宙を舞う(Disney+、Youtube)

こちらもPIXARの短編でSFやメカとは関係無い作品ですが、最近観たアニメではとても感動し、またメッセージに激しく共感した作品でしたので併せて紹介したいと思います。監督はボビー・ルビオです。『アバター 伝説の少年アン』でデイブ・フィローニらと共に演出を担当しました。