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2022年よかった謎解き

2022年、謎解き大賞のために振り返ってたんですけど、とにかく良作が多い
ということで、なんか一言いいたいと思った公演をざざっと書いていきます

謎主総会

XEOXYが行う株主総会ではなく、謎主総会
ヘンテコな設定も面白かったし、XEOXY総集編という感じで
今までの大量のコンテンツがまた新しいネタとして攻めてくる
XEOXYのコンテンツ無限大すぎか!?と驚くこと間違いない

さくもん

AnotherVisionのGameSpaceで行われていたミニ公演
5分で終わる隙間時間にちょうどいい、ボードゲーム要素のある公演
これはいけるでしょ!と思っても失敗、解けない…と思ってたら成功
この感覚がとてもたまらない
友達同士でやればそのあとの酒の席が楽しくなる、まごうことなき傑作

ギセイ

とにかく、何が起こっているのかわからない、と思った公演
そのわからない中、わずかに残った手掛かりを組み合わせて
最後の回答を導き出す感覚がとても楽しかった
初演で行ったら運営の不手際で40分押しでスタートしてしまい、
見限った人もいるのではと思うだけに、そこだけが残念

『xxxHOLiC』謎掛奇譚

映画xxxHOLiCで使われた、衣装や小道具の展示会場で行われた公演
そういう会場なので、雰囲気がとても良い
そんな会場だけにテンション上がっているところ、
謎もうまく原作っぽさを取り入れてて、まさに見事といわんばかり

ネームイーターからの脱出4

ネームイーターというのは、名前を食べる怪物らしい
その特徴として最終回答がその人の名前になる
自分の名札に「いのうえ」と書いたら、
最後の回答が「いのうえ」となる、という感じ
いったいどこで名前を奪われたのか、という不思議さがこの公演の特徴製作

さらに、クロスワードの魔術師たるありえないクロスワードも健在
うそでしょ?と思うばかりに詰め込まれたクロスワードをご堪能あれ

コアエネルギー研究所からの脱出

とりあえず、トレーラーがあるので貼っておく

こんなの見て、そのキャラたちが会場にいて、
ストーリの続きを自分たちで体験するってテンション上がるしかない
謎も完成度が高く、やばいな…としか言いようがない

Re:mind

謎解きそのものが、ストーリーを組み立てるという体験があった公演
最初のもやもやが段々とまとまっていき、
最後の答えを導き出した時、ただ感嘆のため息が漏れた

異言語脱出ゲーム「うしなわれたこころさがし」

舞台となる、その国ではすべて手話によって会話が行われている
そのため、自分たちも手話によってコミュニケーションをとる必要がある
会場の作りがよく、ここが日本ではない国、という雰囲気が伝わってくる
公演の内容もよく、ここまでで十分に満点だが、これだけではない

スタッフは日常的に手話を使っている、耳や話すことに不自由な人らしい
その人たちだからこそ出来る、健常者にできないコンテンツの提供
だからこそ、この公演はすばらしい

ゆるきゃん△「謎解きキャンプ場からの脱出」

SCRAPの持ち帰り謎
ゆるキャンのキャラたちがフルボイスで話してくれるのもよく、
ランタンになるライトもついていて、めちゃくちゃお得感が高い
最後の謎ができたとき、すげぇ!というため息が漏れた
個人的には団員限定特典の謎もよくできていてメッチャよかった
(明らかに3000円の追加特典謎より気合入っているんだよな)

ナゾノミー症候群

ナゾノミー症候群とは、見るものが謎に見えてしまう症候群
クロスワードのような壁に文字を入れてしたり、
カラフルな文字を見ると赤だけ読むとメッセージになってたり、
そんな、謎としてみてしまう「アルアル!」がテーマの公演

テーマだけですでに勝利なのに、実際に行ってみると面白すぎる!
巧妙に謎に仕立てられるナゾノミーがたまらない

ようこそゼペット教授の異常犯罪相談室へ

歌舞伎町探偵セブンのシリーズが出てきただけで満足
そして、ゼペット教授という、あきらかに危険そうな教授も良い
捜査ボードに情報を張り付けて推理する体験は

MONOPOLIE

条件に当てはまるものを探す、後述するOKE!にも似ているシンプルさが売り
ところが、ポスターも見たらわかるが、なんだかそれだけではない
その、それだけではない、というのが新鮮な体験で、
一粒で二度おいしいといわんばかりに

OKE!

部屋にあるものを使って謎をこたえていく、という公演
シンプルでわかりやすいのだが、
そこにちょっとの味付けを足すだけで、思わず唸る仕上がりだった
特にラス謎… わかった時膝から崩れ落ちるような衝撃は忘れられない

WHITEBOX

学生団体の怖い所って採算とれてない公演やってくること
思いついてもやらんだろ!というシンプルな驚き
凍京という、氷に覆われた都市という雰囲気が生きていて楽しかった

怪盗からの挑戦状-LUPONⅢ世-

最近は謎解きとは製作者と参加者のバトルだ、というものも少ない
ただ、これは久々に殴り合いの楽しめる公演だった
結局失敗したんだけど、やられた!と言わんばかりの出来

オルケストラ・マキナの動かない巨人

正確には2022年の作品ではなく、2020年のコロナが始まった時の公演
もともと、グループチケットのみのオンライン公演だったのだが、
それを会場型に作り替えたおかげでソロ参加ができるようになった

コロナヤバイと言い出したのが2月、この公演が5月
たった3ヶ月にしては恐ろしく完成度が高く楽しかった
これをすぐさま出してくるよだかがすごすぎる…

遡行の記憶にて

主人公はタイムリープをして殺人事件を止めようとするが…
なんどかタイムリープを繰り返した後、真犯人は誰かを推理する
演劇部分もとても面白かった
個人的には、解説を聞いた時には納得半分、
それはないだろ半分の展開だったが、
丁寧にそれはないだろ部分を潰す伏線?回収に脱帽
ここまで強引に説明されたら、納得せざるを得ないゴリ押しが大好き

絶対絶命ワンダーランドからの脱出

デスゲーム、突然、負けると死ぬというゲームに巻き込まれる
そして、ルールはシンプル、その中でどう出し抜くか…というもの

作品として定番のジャンルで謎解きにも一見相性がよさそうだが
実は作ってみるとなんかいまいち、となった製作者は多いだろう
それが絶妙なバランスで成り立っていて、見事といわざるを得ない

崩れゆく空中都市からの脱出

遺跡探査をしながらこれは何だろう?と
あちこちにあるヒントから推測していく
未知の言語や文化形態から何が起こったのかを推測するのが楽しい
こういうルートでクリアする、という指示がなく
突き放されている部分があるが、逆にその辺がよかった

ヒーローワーク

この世界ではヒーローは会社員であり、
自分達はそのヒーロー会社に就職するために奔走する
ヒーローがいればヴィラン(悪役)もいるわけで、
その辺の関わり合いも見事にストーリーと謎に溶け込んでいてよい
やっぱり、ヒーローじゃないヒーローって、いいよね

魔界のレストラン ナイトメリアからの脱出

魔界のレストランに迷い込んでしまったので脱出するという公演
テーマがファミレスだけにファミレスあるあるが詰め込まれ、
そこに着ぐるみのショーが挟まる
ここまでのことをして採算とれるの!?という驚き
こんな豪華な公演早々できない、だからこそ行くべき!

悪魔都市ユーサマッドの魔術犯罪撃退講座

詐欺対策を悪魔に教えてもらう、という一風変わった公演
「だましましょう、だまされる前に」という悪魔的発想で
ありとあらゆるだます方法を考えていく
終わった後、まさに悪魔的発想という言葉がふさわしい
さて、あなたはどういう気持ちで会場を後にすることやら…

バグチェック

大量謎時公演
こういう公演は数あれど、シールを貼ることで、問題文が書き換わる
シールの万能さを改めて思い知り、
違う部分の脳みそがこねられる感覚が楽しい
ただ、大量謎公演系はわざわざ会場まで足を運んでまでやることなの?
という、気持ちはないこともない…
でも楽しかったし、大量謎系では一番好きな公演

33分間のブレーキランプ

演劇+推理でおなじみのすゞひ企画のオンライン公演
テーマが交通事故だけにいつもの殺人事件と違い、
自分たちのすぐそばにある、という感覚が新鮮だった
いろんな事をして証拠を集めていくのが楽しく、
解決編では驚きの連続、そして…

Dr.ロウのありえない発明品

Dr.ロウが開発したありえない発明品のお陰で、
ありえないことが起こっている
次のステップに行くたびにありえない事を見るのがワクワクしていて、
ありえない方法で解決できるというのを見出すのも楽しい
最後の余韻の良さも含めて、たまらない感じである

白雪姫は眠りたい

謎解きにスイーツパーティを組み合わせた公演
なんでも、パティシエとしてフランスで修業していた人が
タンブルウィードにいるので、その人の協力のもと実現したらしい
ストーリー上で出てきたスイーツが実際に出てくるとテンションは上がり、
そのスイーツのクォリティも明らかに高い

リストランテ・ミステーラと奇妙な美食家たち

Riddlerの手がける公演
松丸君を目当てにする人は、謎解きには慣れてないだろうし、
Riddlerを目当てにする人は、謎解きの猛者だろう
その背反する人たちどちらにも満足するコンテンツを提供するため、
丁寧な公演になっていると思う


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