自分に問いかけるべきこととは?自分は何に時間を使いたいのか考える。

ハーバードの“正しい疑問”を持つ技術の読書メモ
原題:"What to Ask the Person in the Mirror."

大切なことは、時間をかけて本質に関わることに疑問を抱くこと。何が重要なのかを自分に問う技術。自分の本質を見つめ直すためのポイントとは?

組織のリーダーや人の上に立つ者向けに書かれた本ですが、キャリアの若手視点でまとめています。引用部以外は自分なりの解釈が多分に含んでいます。

優先度の高いことに時間を使う

優先度の高いことを見極める方法はビジョンを定めること。ビジョンはゆくゆくは自分がどうなりたいかという未来像。

ビジョンを決めるためのヒント(会社での働き方を決める場合)

●なぜその組織で働くのですか? 他の職場ではなく、その職場で働いている理由は
●「どうして三〇年もその職場で働いたの?」と孫に訊かれたときに、どう説明したいですか? 
●一〇年後に、どんな会社になっていてほしいと思いますか? また、どんな偉業を成し遂げたと、言えるようになりたいですか?

自分の時間の使い方をシグナルにする

リーダーの時間の使い方は、従業員やその他の関係者にとって重要なシグナルだ

リーダーであるかに関わらず、自分の時間の使い方はオープンにした方がいい。それが自分の重要視していることを示すから。もし重要視してることと時間の使い方が合致していないなら、時間の使い方を見つめ直すべきである。

自分が何にどれだけ時間を使っているかをオープンにしていきたい。リーダーでなくても、自分の時間の使い方をオープンにすることで自分が何を重要視しているか周りの人に示せるだろう。

仕事においても、周りの人が重要視して取り組んでいることがわかった方が自分もそのことを重要視できる

ビジョンを言語化する

同様に、就職活動中の人や、別の部署への異動を命じられた人は、新しい仕事で成功するために注力しなければならない重要なタスクを三~五つほど挙げてください。そのタスクを好きになれると思いますか? 他方で優れた会社は、従業員のスキルや情熱に合致した仕事を与えて、リーダーシップを発揮してもらおうとするものです。これらが合致すれば、個々の従業員の成功はもとより、会社も潜在能力を生かせるようになるからです。

自分のやりたい働き方をするためにも、自分のビジョンを明確にしておくべき。会社が自分にあったタスクを振りたいと思ってくれても、自分が何をやりたいのか明確に言語化して置かないとミスマッチは避けられないだろう。


まとめ

あなたにとって時間管理が重要なのは今であって、一〇年前でも、一〇年後でもありません。

新社会人になる直前の視点で自分のビジョン形成や時間の使い方について実践できそうなことをまとめていたメモでした。社会人にも少しだけ慣れてきた自分は、「このタスクが終わったらやりたいことをやろう」と大事なことを優先できないことも増えてきてしまっていました。見返してみて改めて「今」という時間を何に使うべきか考えさせられました。

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