Mozart in the Jungle - NYのクラシック演奏家たちのクールでユーモラスな日常が楽しい [海外ドラマ感想]

「Mozart in the Jungle」を6話まで見ての感想です。

どんなドラマ?

「Mozart in the Jungle」は、NYの名門交響楽団が舞台のドラマ。いってしまえば、"のだめカンタービレ"を大人のリアルな日常に寄せたような雰囲気です。クラシックの演奏シーンがあったり、クラシック楽曲が流れる中でアメリカでの日常が展開されたり、クラシック音楽や音楽全般を聞くのが好きな自分にとってとても楽しいドラマです。クラシック音楽について詳しい必要はなく楽しめるドラマだと思います。

Amazonオリジナル作品です。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08BGWKPJ6

あらすじ

ニューヨークの歴史ある名門交響楽団に若き天才指揮者ロドリゴ(Rodrigo)が新任します。彼は人気も実力もありましたが、常識にとらわれず奔放な行動に周囲はついていけず、はじめはベテラン演奏者達との信頼関係もなかなか築けませんでした。しかし彼の根は誠実な行動や自由で才能にあふれる行動から徐々に信頼を得られ、楽団は一つにまとまっていきました。

もうひとりの重要人物が若いオーボエ奏者のハイライ(Hailey)。彼女はオーケストラでの演奏を夢見ながら、ミュージカルでの演奏者やオーボエのレッスン講師としてなんとか生計を立てていました。ある日、交響楽団のオーディションを聞きつけて参加すると、ロドリゴに才能を見いだされます。しかし実力は未熟なため、しばらくは修行をしながらロドリゴのアシスタントとして働くことに。そんな彼女がロドリゴに振り回されながらも成長していく、というのがこのドラマの本筋のようです。

印象的なシーン (Season1 Episode6)

ロドリゴはリハーサルのスケジュールを変更し、奏者達を外に連れ出します。ロドリゴはアパートに囲まれたの空き地にパイプ椅子を並べ、そこでリハーサルをすることにしたのです。

はじめは急に屋外で演奏することになり不満を漏らしていた奏者たちでしたが、演奏しているうちに普段とは違った状態で自由に演奏することが楽しくなったのか笑顔も増え、次第に聴衆で人だかりもできていました。

画像2

↑チャイコフスキーの「1812」を演奏しています。

ロドリゴの奔放な行動力によって、型破りで刺激的な楽しさを体感したベテランたちは、これを機にロドリゴと信頼し合うようになったようです。"のだめ"やこういった作品のおかげで、指揮者には舞台でタクトを振る以外にも大きな役割があることに気付かされます。

つぶやき

一流の楽団を指揮する指揮者達が気になります。指揮者も一流のプレイヤーでもあるとは思いますが、全部の楽器のスペシャリストではないはず。奏者たちはそれぞれの楽器のスペシャリストたち。そんな奏者たちを導いて最高の作品を作る。チームづくりのスペシャリスト。最高のマネージャーだなと。そんな事を考えていたらそのまんまの記事を見つけました。

https://careerhack.en-japan.com/report/detail/1254

信頼関係を構築し、解釈を共有し、良い作品を作り上げる。オーケストラがテーマの作品は多いはずなので、よいチーム構築など学べる作品もありそうと思いました。まあそんなことは気にしすぎず、気軽に見ますけどね!まずは、人を魅了できるようなプレイヤーになるのが目標かな。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?