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「質問をしてくれる」人に支えられたITエンジニア生活【真面目な話】

※私なりに真面目な話をそこそこの長文で綴っています

こんにちは。あいじっとです。
今日は真面目な話なので、挨拶もちゃんとしてみました。

私はプログラマーとして、そこそこの成功人生を送っていると思います。
世間一般の方のIT技術者に対する成功とは違うかもしれません。
お金持ちになったわけでもないし、何か自分でサービスを作ったわけでもありません。

でも、大学受験に失敗して、大学を目指して勉強していた高校時代の勉強は無駄になったと感じながらもIT系専門学校に入学。
地方の決して大きくはないSIerではありましたが、部下を持つ立場になり、今は独立してフリーランスとして生活のために稼ぐ目処は立っています。

そんな私が自分の成長のためには必要不可欠だったと感じるものがあります。
「質問をしてくれる」存在です。

専門学生時代

私はいわゆる進学校に通っていました。
やりたいことがあったわけでもないので、なんとなく選択肢が広がりそうな理系物理コースに進み、なんとなく高校生活を送ってました。
大学受験に失敗し、勉強をする自分が想像できなかったので浪人という選択肢はありませんでした。

「かっこいい」それだけを理由に専門学校に入学を決めます。
2015年4月に入学しました。面接はその直前の3/30に受けています。

商業高校、工業高校出身者が多く、なんとなくITの勉強をしてきたのであろうクラスメイトと共に専門学校生活が始まりました。
私の地域では私の行っていた学校の偏差値は高い方でした。
なので、勉強のやり方という面では有利だったのでしょう。
すぐに追いつき、追い抜くことができました。勉強方法もわかっていたので、理解度も高かった僕は、スポットで授業をやるようになりました。

質問をしてくるクラスメイトのために解説資料を作ったり、ホワイトボードで先生の真似事をやったり。

その時に感じたことがあります。

あ、そこが分からないのか。
確かにその細かいところは俺も理解してないな。
あ、俺の勉強の仕方と違うな。
俺の勉強の仕方の方がこういった点が優れているから教えてあげよう。
この子はこういう性格だから、こんな勉強法がいいんじゃないかな?
あれ?その勉強法は俺も使えそうだな。

といった感じで、自分の理解度の確認であったり、自分の分析であったり、間接的に自分へのアドバイスであったり、自分へのプラス要素がたくさんありました。

この出来事をきっかけに、今も変わらない私の考え方ができました。

理解 = 人に説明ができる

「わかっている」と「できる」は違うというのはよく聞きます。
それと似ているかもしれませんが、私にとって「理解」とは「説明ができること」でした。
勉強しながら自分に質問することで、より深く勉強する。
そんな意識がこの頃身につきました。

このおかげもあってか、入学して1年(ITの勉強を始めて1年)の2021/4試験で応用情報技術者試験に合格することができました。

「職業:プログラマー」人生を歩み始めてから

私には「同期」という存在がいませんでした。
同時期入社はおらず1年目は黙々とプログラミングをしていました。

そんな私も 1年目は3人、2年目は4人と少しずつ後輩が増えました。
都内常駐となり、本社を離れる時期もありましたが、半年後に本社に戻った時には上司になり部下を持ちました。

先輩になり、上司になり変わったことがあります。

質問をされるようになりました。

技術的なことも社会人としてのことも、そして会社のことも。
さまざまな相談、質問、要望を受け、そして回答をしてきました。

技術的な質問は私の勉強にもなりました。
「分かった気」になっていた部分が明確になり、教えるために自分の理解が深まりました。

そんな姿勢が評価され、新人研修も受け持つようになりました。
部下からの信頼が厚い、面倒見が良いという評価にも繋がりました。

社会人としてどう立ち振る舞えば良いのか。
社内で散見される「えっ!?」って行動は放っておいて良いのか。
上司として、先輩として、どんな行動をすれば良いのか。
そんなことを考えさせられました。

「会社をこうして欲しい」
「こんな会社になって欲しい」
色々な要望を聞いてきました。私もそう思うってこともたくさんありました。
でも、会社の運営を知っていくと簡単には実現できないことを知りました。
そして、それを部下に伝えることの大変さを知りました。
会社のことも、部下のことも考えて行動する。
上司として「無責任な回答」はできない。
会社優先の回答をすると「役職が付いて平社員に寄り添ってくれなくなった」と後ろ指を刺される。
それでも、理解してくれる部下もいました。
私もきっと、後ろ指を指していたでしょう。理解してくれた部下に感謝です。

そうして、へこたれながら、その度立ち直りながら中間管理職として過ごしてきました。

組織にいると、技術的にも立場的にも様々な人がいる。
自分が組織を回すためにはどんな立ち回りが必要なのか。
どんな風に伝えれば良いのか。
社会人生活の中で様々なことを学びました。

学ばせてもらった

の方がしっくりくるかもしれませんね。

最後に

現在はフリーランスとして活動しています。
組織からは離れましたが、組織と仕事をしているので組織にいるようなもんです。
その中でも感じることは色々あります。
ただ、私に質問してくれた多くの方の考え1つ1つが私の多角的な考えの礎になってくれました。

まだまだ未熟者ではありますが、私を頼ってくれた全ての方に感謝しています。

後輩から

フリーランスはどうですか?仕事は順調ですか?
順調ですよね。あいじっとさんは質問に答える時間が長かったんですもん。
その時間がなくなったんだから、仕事なんて余裕ですよね

と連絡をもらいました。
あながち間違っていないなと(笑)

でも「質問されていた時間」は業務は進みませんが、私にとって無駄な時間ではありませんでした。
このnoteを読んでいるかは分かりませんが、質問してくれたことに感謝しています。

これからも連絡ください。
本日はここまで。

#一人じゃ気づけなかったこと

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