見出し画像

私とあの人の物語5

2005年11月22日職場に

ラディがやってきた

捕まえようとしたら

自らお腹を見せて降参した子

事務所のエアコンの

あたたかい風があたる場所で寝る

バカか大物かどっちだと

みんなで騒いでた

最初はメスの猫飼ってる人が 

飼おうかなと話してたので

いくあてがあるのね~と

あまり関心がなかった

ところが帰る頃になって

メスの猫だからヤキモチが

心配になりふりだしに戻った

じゃあ家に来るかい?と

連れて帰った

あの人は動物を飼ったことがない

帰り道にその事を話ながら

帰る

かくかくしかじか話して

部屋にラディを出した

あぐらをかいてたあの人の所へ

トテトテ向かってあぐらの中へ

どうすればいい?

と少々パニックなあの人

へぇ慌てるんだ、この人も…

そのままにしてあげてと言って

猫のごはんの用意をする

ねぇ‼寝てるけど?と

慌てる

疲れたのかもね~と背中越し

黙り出したのでチラッと見たら

撫でてた

その姿が子供にしてるようで

うれしくも悲しくもあった

ごはんを食べてまたあの人に

くっついて寝る

名前どうするの?と言ってきた

あの人から

まだなんにも…家になれなかったら

また誰が探さなきゃと思ってた

じゃあラディにしよう🎵

キャンピングカーで1番小さいから

なんてうれしそうに話す

じゃあそうしようとラディに決まった

この人は本当は子供が好きで

本当はほしいのでは?と考えた

ここから少しずつ私が

あの人に執着し始める

ラディが二人の子供で

家族ならいいのにと

歪んだ考えを持つようになった

ある日帰宅して部屋に入ったら

あの人が電話してた

仕事先のアルバイトの女の子

店長ともめたと電話

心がギシギシと音をたててる

なんであの人に相談するの?

なんでこんな遅くに?

なんで?なんで?なんで‼

他にもいるのになんで

この人なの‼

ラディとあの人と知らない女性が

楽しそうに団らんする妄想

いや‼絶対させない…

女失格がおかしくなる日



ただでさえおかしな女が

さらにおかしくなるのさ…

_(:3ゝ∠)_

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?