ぜひ持っていたいキャンプ用具
登山用具とキャンプ用具は似ているけど同じじゃありません。
機能的には重なるけど、山用具はキャンプ用品よりも軽く小さく作られています。
山用のものは持ち運びがしやすい。でも、使いやすいのはキャンプ用だったりします。
その例はテント。
登山用のテントは小ぶりだし、何より高さが低い。
だから、居住性はキャンプ用が断然上です。
登山用の椅子やテーブルはそもそも存在しないし、備品類もキャンプ用品の方が使いやすく、カッコいいものが多い。
山とキャンプでは、炊事用具も違う。
キャンプならではの炊事用具があります・・・それはマルチグリドルパン。
あの中華鍋みたいなやつ!
その多くはアルミ製だから、重さは大したことない。
でも、山に持っていくには大きすぎる。
このマルチグリドルパンは、この間ビクトリアでは売っていたが、登山専門店で売っている店は少ないと思う。
例えば年末の高尾山で、今年の打ち上げでもやるなら持って行っても良さそうだが、南アルプスに持っていく人はいないだろう。
だが、キャンプするなら間違いなく大活躍する。
なので、少し調べてみました。
<マルチグリドルパンの特色>
1)1台4役。「焼く、炒める、煮る、揚げる」に使える。
2)油を使わなくても焦げ付かない
3)焦げないから後片付けが楽
4)大皿感覚でそのまま皿にもなる
5)中央の凹みに油がたまるのでヘルシー
6)主力製品はアルミ製。大きさの割に軽い
7)シーズニングしなくて良い
注)
● シーズニングとは、油ならしの手入れ方法のこと。空焼きなどの手間がかかります。
● 焦げないのはイノーブルコーティングがなされているからとの説明です。
「イノーブルコーティング」とは、サビ・傷に強く、耐摩耗性に優れた高級硬質特殊フッ素樹脂加工のこと。
一部の製品では麦飯石がコーティングされており、これも焦げ付かない。
しかし、フッ素樹脂と比べてどちらが良いかは、今のところ分からない。
● 鉄製も売っているので、買うときに確認が必要。
鉄製はシーズニングする必要があると言われているが、工場でシーズニングを終わっているものもある。
● 本場は韓国なので、韓国製が主流のようだが国産もある。
● 熱源がIHだと対応できないものもあり、IIHで使うなら買うときにチェックする必要がある。
● たいてい五徳にピッタリはまるものが多いが、これもチェックする必要がある。
<価格>
価格は、メーカーとサイズによって様々。
3,000円台~10,000円を超えるものまで。
あまり小さいと使いにくい。
30cm以上のものに限定すると約8,000円以上するようです。
今年の夏は暑いので、夏休みが終わっても川遊びなどをする機会がありそうです。
泊りがけのキャンプでなくても、マルチグロドルパンを持っていると、こういう時に便利です。