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僕が漁師だったときの話(更新を終了しました)

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真鯛の養殖・定置網漁、海の上の仕事風景(※漁師を辞めたため、更新は終了しました)。
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#地方移住

学生から漁師になった。そこにあった僕の想いを振り返る。

昨日4ヶ月ぶりにnoteを更新した。 最近はよく言えば「今」に没頭していて、悪く言えば考えることをやめていた。それは意識的にしていたわけではなくて、毎日の日課に追われる生活がそうさせていただけなのだけれど。 その記事は、日々の中で何にこだわって暮らしたいかを考えさせる記事で、改めて自分の中にある理想のライフスタイルに想いを馳せる時間ができた。 そして、気づいた。 自分の中にある信念やベースとなる価値観は、学生の頃抱いていたものとなんら変わっていなかったということ。

魚と海水を運ぶトラックの運転手

だんだんと日の出の時間が遅くなっている。 早朝に海へ出ると、まだ薄暗い。 ライトの灯りが灯っている。 都会のイルミネーションほど派手じゃないけど、 こういう人工的なものだって、季節感はちゃんとある。 もう何ヶ月かすれば、満点の星空を眺めながら出勤できる。 船に乗る。 筏を漕ぐ。 今日は雨模様。 いつの間にか海で泳ぐこともなくなった。 残暑が続いたけど、水温は下がっている。 海にはもう落ちたくない。 来たばかりの頃、2月の海に落ちたことがある。 しかも早朝だっ

秋になりました。

朝、仕事へ向かう早朝はすっかり秋模様。 半袖だと少し肌寒くて、一枚羽織りたくなる。 ピンとしない空模様も、そろそろ見飽きてきた。 青空の綺麗な季節が待ち遠しい。 あと数ヶ月もすれば、早朝に香る匂いが変化してくる。 鼻の奥につくような潮の香りがしてきたら、僕の一番好きな季節がやってくる。 泳ぎたくなるほどに暑い夏もいい。 でも実は、冬の早朝が一番好きだったりする。 少しずつ寒さが増していく。 これからの季節を楽しみたい。 朝はいつものように出荷作業。 生簀の中の真鯛を