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音大生になって その1

【先日、子供達と近くでカヌーをしてきました。1時間で600円。しかも人がほぼおらず、ソーシャルディスタンスは保ちまくり。田舎に暮らしていてよかったな・・・と思う一つであります。】


国立音大から通知が来ました。開けると、


「さくら咲く…」

合格していました。
大学から自転車で15分の、楽器練習可のアパートで、はじめての独り暮らし。練習可のアパートは防音では無く、アパートの住民殆どが、音大生で、音の痛み分け状態でした。

入学式は慣れないスーツで参加しました。合格した新入生の中に、試験のときに一緒に練習した、掛橋君の姿がありました。劣等感を持つもの同士ですが、お互い頑張って合格できたわけです。
国立音大器楽科サックス専攻、と言うのが、正式な言い方だったと思います。僕の同期は、掛橋君を含め、全員で7人。男子4人と女子3人でした。

入学式の後、2年生の先輩に促され、サックス研究室に挨拶に行きました。3号館と言う建物に、器楽科の各楽器の研究室がありました。ドアを開けると、少しピリッとした雰囲気。当時、器楽科は上下関係が厳しく、体育会系的なノリがありました。

後々わかってきますが、先輩方にも色々なタイプの方がいました。ガチでプレイヤーを目指している感じの人は、各学年、1,2人くらい。編曲や、アレンジばかりをやる人音楽の先生を目指している人アルバイトに明け暮れる人練習せず、遊んでるようにしか見えないの人

まわりにどんな人がいようが、自分のやらなければいけない事には代わりありません

そこで問題が。練習場所の確保です。管楽器の人は、3号館の廊下で練習する人が殆んど。他の楽器の人も練習していて、うるさい中で練習するしかありません。校舎の裏に畳1畳位の小部屋のある管楽器練習棟がありましたが、予約制な上に、隣の音が筒抜けでした。
結局、アパートで練習する事が多くなりました。しかしながらそれはそれで問題も…。アパートには一般住民の方もいて、トラブルになることもしばしば。サックスの音は大きいですからね。


兎にも角にも、こんな感じで、音大生活はスタートしたのでした。


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