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来月は妖怪検定

久しぶりに資格試験をやってみようかと申し込んだ境港妖怪検定が来月に迫っているわけです。400を超える妖怪の載った「日本妖怪大全」が公式テキストを毎晩勉強してるのです。私は昔から妖怪は好きでしたが、そんな経験は差っ引いて余りあるほど難しい。
しかし、我が国の妖怪文化は水木しげるサンなくしては語れない、というより、ほぼ水木サンが第一人者であったことが、この本で改めてわかりました。「日本妖怪大全」には、日本全国各地の妖怪のもつ地域性や土着の様子、妖怪がえがかれた文献や時代背景が、自身の勝手な思い出やなんかとともに綴られているです。あれだけのたくさんの漫画のヒット作を出しているかたわら、妖怪研究を粛々とやって、世に妖怪ブームの下地を作ってきたというのをかんじました。私もそのうねりになんとなく巻き込まれて生きてきたし、そうでもなかったら、こんな検定受けようとは思うこともなかったでありましょう。酔った勢いでもうしこんだのは、宿命であったような気がします。
かつて、妖怪ウォッチというのが流行りましたが、一時的なブームできえてしまった。これは、妖怪の土着性を無視したからではなかろうかと私は思っているんです。水木サンの世界とは格が違う。日本文化になんとなく登場し、今でもなんとなく存在する妖怪の世界を今一度堪能する良い機会だとおもってます。

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