FC居酒屋の8月
東京都の自粛要請があってから10日経ちました。
夜20時ごろから人通りはかなり減っており、私の店もピークタイムって
何時だっけ?と、思うくらいの来店数です。
ただ、21時を過ぎたあたりから自体は急変します……。
いったいどこから現れたのかと思うぐらい、この一週間は怒涛の入店ラッシュです。
私も店長も久しぶりの混雑に興奮する反面「もう無理!看板の電気消すしかねー!あそこのお客さんは待ってくれそうだからレジ行って!」なんて会話をしながら、おじさん二人で悪戦苦闘しておりました。
近隣の飲食店が一斉に22時閉店になる中、うちの店だけがOPENしている状態ですので、ある程度の入店は期待しておりましたがここまで来店があるとは思ってもみませんでした。恐らく隣駅の住人の方も開店を聞きつけて、来店して頂いている感じです。
蓋を開けてみれば、一週間単位では昨対110%越え。
「自粛しなくて良かったー」と思う反面「店の魅力で売上が上がった訳ではないしなー」といった虚しさもあります。
富士山山頂近くの、バカ高い自動販売機に行列が出来ている様なものです。他に選択肢が無いという事が、ここまで状況を変えるのかと思いました。
もう一つ気付かされた事は、このコロナ事態で一人一人のお客様の大切さを再確認したはずなのに、いざ昔の様な大盛況の状況になると、その事をすっかり忘れて「売れるだけ売るんだー!」的な発想になってしまっている自分がいました。もしかしたら、多少失礼な言い回しの接客をしてしまったかもしれません。人間というのは本当に「忘れる」生き物なんだなーと感じました。
自粛要請が9月に解除になれば、また熾烈な店舗間での厳しい戦いが始まります。売上はともかく、せっかく足を運んで頂いたお客様に気持ちよく帰って頂いて、9月も来店してもらわないとと、反省の日々でございます。
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