ラーメンズ「study」
ラーメンズというお笑いコンビがあるのですが(今は活動してませんが、解散を宣言してる訳ではないのでこの書き方です)、その中のネタで「study」というものがあるのですが、それが少し哲学的な台詞があって割りと気に入っています。(といっても冒頭部分だけです)
例えば
「いつか克服出来るだろうと思っていたものが克服出来ないままに、僕は消えてなくなるのだろうか。」
「長い長い時間の中に今までいなかった貴方という存在が現れて、今居て、そしてまた居なくなっていく。何も無かったように完全に消えるんです。」
と、こんな感じの台詞が出てきます。
2つ目の台詞はわりと私自身が苦しい時に考える。「なんで自分は生きているんだろうか」という問いに対しての答えなのではないかとふと感じました。
いや、この台詞は単に事実を述べているだけだろう。みたいに思う方もいると思いますが、下手な他人からの助言よりずっと良いと私は考えます。
ここからは私の個人的な感覚の話になるので、ふーんぐらいの気持ちで読んで欲しいのです。
大体お気持ちが苦しい時は希死念慮等で頭がいっぱいで、外部からの優しい言葉(「これからいいことあるかもよ。」「私はあなたに死んでほしくない。」とか)に縋りつきたくなります。
でも、「これからいいことあるかもよ。」と言われても、じゃあいつそのいいことが起きるのかと私は思ってしまいます。そんな保証出来ない希望に惑わされて、今感じている苦しい感情をうやむやにされたくないのです。
仮に、また同じように苦しい気持ちになったときに「いいことなんて起きないじゃないか!」と更に絶望が増えるだけです。それなら、何も言わずそっとしておいてくれた方がましです。
ですが、変わらない事実というものは確実です。そこには保証があります。「死にたい」と感じている時に、ふと「あぁ、死にたい死にたいといつもいっているが、いつかは本当に死ぬんだよな…。」と感じる。それだけで、すこしは落ち着く気がするのです。
最後に、ラーメンズのネタはYoutubeで公式がアップしてるので、そのリンクを張っておきます。
ラーメンズ「study]
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?