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#1、喫茶店で味わう濃厚なビーフカレーと時間「喫茶プペ」【神田カレー

昔から様々なカレー屋がある、歴史のあるカレー街神田。
そんな神田は今も華麗なる変化を続けている。
神田咖喱今昔。
計り知れない世界を知りに、神田カレーを探検しよう!



原:喫茶プペ3代目店長の原です。今日はよろしくお願い致します。
いよ:本日はよろしくお願いいたします!早速お話と行きたいところですが、お腹がペコペコで…カレー食べてもよいですか?
原:もちろんです。うちには『スパイシーな伝説のドライカレー』と濃厚でリッチな味わいの『プペ特製カレー』の二種類ございます。
店主の原さん

第一回は神田錦町で52年続く老舗喫茶「喫茶プペ」
長い間、憩いの場として愛されているこの店にはどんなカレーがあるのか
店長の原さんにお話を伺いながら、カレー探求していきます

ホテルの味を引き継いだ濃厚な欧風ビーフカレー


プペ特製カレー

いよ:うわぁ、すごく濃厚なカレーですね、ざらりとした重みのあるカレーでとてもリッチな味わいです。この残るクリーミさ・・・バターですか?

原:実はこれ、バターじゃなくてラードを使っているんだ。有名なホテルからと同じ良いラードを使っていて、ホテルから伯母が作り方を教えてもらってできたカレーを引き継いでいるんだ。

いよ:ラードって独特の臭みがある印象だったのですが、全くありませんね!
それどころか具材の牛肉の旨味と豚の脂の旨味が重なって深みが出ています・・・

いよ: おいしぃ〜〜!!!

原:スパイスは焙煎しています。独特の香ばしい香りを出すためには大切な工程です。

いよ:はじめに野菜の甘みと酸味がきて、その後に牛肉の旨味とほろ苦いスパイスの香り。最後に残るラードのクリーミな味わい。時間で味わいが変わっていく…じっくり楽しめますね

あと良いのがこの目玉焼き!油多めでカリッとした外側、それに対してスプーンをいれるととろりと流れ出る半熟の黄身!

原: 黄身とカレーが混ざるとさらにクリーミーな印象になるようにしているのです。

たまごは黄身は半熟
冷めても美味しいというコーヒー

いよ:香りも強くしっかりとした苦味のあるコーヒー!すごく美味しいです・・・
濃厚なカレーを食べた口をを締めるような、絶妙なバランスです…

原:ありがとうございます。一応喫茶店がメインですから(笑)。深い味わいになるようにコーヒー豆をオリジナルブレンドしてもらっています。冷めても美味しいというのも特徴なんですよ!

モーニング(7:00〜11:00)とカフェタイム(14:00〜17:00)のメニュー
ランチタイム(11:00〜14:00)メニュー
フードにはサービスドリンクがついている

原 : うちは朝7:00〜営業しているよ。この時間からカレーは食べられるんだ。

※仕込みの関係上、偶にご提供できない時がございます。

いよ : 朝からまったりとカレーを楽しめるのはいいですね…本とか読みながら楽しみたいです

歴史と革新を続けるカレー

いよ:何年間このカレーを作っているのですか?

原:1970年から喫茶店が始まったのでなので今年で52年目ですね。元々はパンなどの軽食を売っている焦点だ他のですか、これからは喫茶店が流行ると見越した伯母が店の形態を変えたのです

レトロな外見

いよ:味を変わらないように受け継いでいくのは大変そうです・・

原:昔から変わらない印象を保つのは意識してますね。でも時代によって好まれる味わいは少しづつ変化しているので、作り方は変えているんだよ。
例えばお肉の煮込み方を変えているとか。

いよ:時代によっての美味しい方向に添いながら、印象は変えない。
味を受け継ぐっていうのは奥が深いのですね・・・


喫茶店だからこその味わい


このキッチンスペースで全ての料理が出来上がる



原:お客様にリラックスしていただきたいという思いがやっぱり強いかな。今お昼ご飯をコンビニやファーストフードで済ませる人が多くなっているけれど仕事や学校は大変だろうから、せめて昼ごはんの時くらいゆっくりした気持ちでいてほしいと思うんだ。心が休まる場所、それが喫茶店の大きな役割なんじゃないかな。

いよ:このゆったりとした雰囲気、余韻の長い美味しいカレーとコーヒー。喫茶店の役割を果たしているのですね…またゆっくりしに行きます!


今回のお店
【喫茶プペ】
東京都千代田区神田錦町3-13-11
東京メトロ竹橋駅から徒歩10分

営業時間
{月〜金}7:00〜17:00(l.o 16:00)
(ランチタイム 11:00〜14:00)
{土} 11:00〜14:00(l.o 13:30)
日曜祝日休み






カレーのディープな世界への探検の支えとなります。インド探検したいなぁ、、もしよろしければサポートよろしくお願いしマサラ…!