No6:相槌の重要性
人と人とが会話をすれば、そこには例外なく相槌が打たれます。
その相槌とはどの様な意味があるのでしょうか?
会話は2名以上の人が話す事を意味しますが、
一方は話をしている、一方はその話を聞いている状態になります。
その際に聞いている側が、まったく話を理解していなかったり、
その内容に興味をもっていなかったりすれば、
話している側は楽しくありません。
自分の話に興味を持ってくれていない相手に話すほどつまらないものはないでしょう。
そこで聞いている側は自分が相手の話を
理解している、共感している、不思議に思っている等のリアクションを取るのです。
これが相槌です。
それにより話している側は、
『お!この人はこの話に興味を持ってくれている』と感じ、
話を続ける事が出来るのです。
そう考えれば、
いくら、凄く真面目に話を聞いていたとしても、
まったく変化の無い一定のリズムで『はい。・・・はい。』と相槌を打たれても話している側は不安になってしまします。
何故なら、理解しているという事は分かっても、
共感している、不思議に思っている等の感情的なものが聞いている側から感じられないからです。
この相槌ですが、
話し相手サービスでも凄く重要なポイントです。
利用者と話し相手スタッフ(カウンセラー)は、
友人でも知人でもありません。
初めて利用する場合は、そのスタッフとは
『はじめまして』と挨拶をするものです。
そんな間柄で始める話し相手サービスでも、
この相槌一つで利用者とスタッフの間は一気に縮まるものです。
話し相手サービス?傾聴サービス?愚痴聞き?カウンセリング?
知らない人と突然話をして楽しいのかな?という感覚があるかと思います。
しかし、場合によっては友人や同僚、家族と話すよりも楽しい気持ちで会話が出来るものなのです。
何故なら話し相手スタッフは相槌という単純な行為に心(魂)を込めているからであります。
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