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神と一体化している聖なるアボリジニ族(オーストラリア)☆前編

by わこ



☆次元が違う書籍との出合い


今日は、『ミュータント・メッセージ 〈真実の人〉族の教え』という素晴らしい本のご紹介をしたいと思います。
「ミュータント」とは、著者のマルロ・モーガンを指します。この奇妙な名前は、アボリジニ族によって付けられました。同時に人類全般も指しているようです。
 


ミュータントとは突然変異体のことですが、太古の昔から自然と共に生き続けているアボリジニ族から見ると、私達はミュータントに見えるらしいのです。


私は、この本を、去年の秋に知り合った女神のような方に勧められたんですが、……最初に勧められた時は、全く興味がわかず、その場でさっと目を通して終わり……


二度目に勧めていただいたのは、その後2ヵ月程経ってからでしたが、
今度は家にまで持って帰りましたが、一週間も机の上に放置……


後でわかったんですが、本の波動が私には高すぎたようで💦
その波動に合わせるのに、しばらくの時間が必要だったみたいです。


でも、読み始めるとはまってしまい、一氣に読むことが出来ました。
何かしらの私の中のブロックが取れたような感じです。


その本は、オーストラリアの原住民アボリジニ族の真実が書かれていました。始めて聞く名前でしたが、


読み終えた後に確信したのは、
アボリジニ族は、神と一体化している聖なる民族
であるということです。


あるブロンドのアメリカ人の女性が、そのアボリジニの一部族の集会に招待されました。話はそこから始まります。


何故招待されたのかというと、彼女は自滅行為に走っていた都会に住むアボリジニ混血人たちと一緒に働いて、彼らに生きる目的と経済基盤を取り戻させるプロジェクトを大成功させたからです。


アメリカ・インディアンが元々住んでいた所から追いやられて、彼らの生活や伝統を守ることが非常に難しくなり、民族全体の基盤が揺らいでしまって危機に陥っている状況に似ていますね。


☆想像を絶するアボリジニ族の歓迎


その女性の名は、マルロ・モーガン。
アメリカで長年の経験を積んできたヘルスワーカー。


彼女は、その時に精一杯想定したーー授賞式ーーのために、新調したピーチ色のスーツ、シルクのブラウスといった高価な装いで送迎の車を待ったのですが……、


到着したのは、ショーツに薄汚れた白いTシャツで、素足にテニスシューズをはいた若者が運転するオープンカー(ジープ)!!!


冷房も効かないまま、4時間も砂漠を走り💦
お化粧は色の付いた汗となり流れて💦
着いたところはトタン小屋!


英語を話せるのは、ジープで迎えに来てくれたオータただ一人。


そして、そこに入る前に、体をきれいにしなければならない、と言われます。そのためには……
おしゃれな服を全部脱いで、色のない体に巻き付けるぼろ布(部族の衣装)に着替えるよう言われて、不安な中やむなく従い……


煙の儀式で清めてもらった後、彼女が身に着けていた洋服、クレジットカードやゴールドとダイヤモンドの腕時計、アクセサリー、国際運転免許証、オーストラリア紙幣などの持ち物全部を、なんの承諾もなく突然……


儀式で使った焚火にぜんぶくべられた!!!
Σ(・□・;)のです。

そう!!
ぜ~んぶ!!!


その時のマルロの心境を、文中でこう語っています。


……略……私の持ち物はすべて火にくべられた!  
 一瞬ぼうぜんとした。私は深いため息をついた。なぜ抗議の叫びをあげて駆け寄らなかったのか自分でもわからない。でもそうしなかった。その女性の表情から悪意でそうしているのでないことがわかった。見知らぬ他人を独特なやり方でもてなそうという態度だった。「彼女はただ無知なだけだ。」と私は思った。
……中略……でも、あとで灰の中から指輪だけは掘り出そうとしっかり考えていた。ジープで街に送ってもらうころには、たき火も消えているだろうから。だが、そういうことにはならなかった。
……中略……
 物と一定の信念にたいする執着を解き放つことは、私が人間として向上するのに必要なステップだと明確に記されていたことを理解するのは、もっと後になってからだ。

ミュータント・メッセージ <真実の人>族の教えより抜粋


不必要なものを手放す断捨離のようなものでしょうか。
かなり過激ですが💦……
でもマルロにはその準備ができていたのでしょうね。

希望の光


そのトタン小屋の中では、奇妙ないくつかのテストが待ち受けていました。

族長は腰からカモノハシの皮で作った長い筒をはずして宙に振った。その端を開けて中のものを地面にばらまくと、石ころ、骨、歯、羽、丸く切った平べったい皮が私のまわりに転がった。それぞれの品物が落ちたところに何人かが印をつけた。みんな巧みに爪先をつかって印をつけていく。つぎに彼らはちらばった品物を筒にしまった。族長は何か言いながら私に筒を手渡した。ラスベガスのことを思い出した私は、彼がしたように筒を上げて振った。その端を開け、どれがどこに転がるのか見当もつかないまま中身をばらまいた。四つんばいになったふたりの男が足を使って族長の品物の印と私がばらまいたものの距離をはかった。数人がなにごとか話し合ったが、オータは通訳しようとはしなかった。
 その午後、こういったテストが幾つか繰り返された。

『ミュータント・メッセージ』<真実の人>族の教え
 第2章 待ち受けていたテスト



それらにみごと(?)合格したマルロは、「命を救う石」を一つ選ぶように言われたのです!?

若い女がやってきて私に石がたくさん載った皿を渡した。皿というより段ボ―ルの切れ端らしいが、石がたくさん積まれているのでよく見えなかった。オータが真剣な顔で私に言った。
「ひとつ選びなさい。真剣に選ぶことだ。これにはあなたの命を救う力がある。」
 汗をかいているのに鳥肌がたった。胃の辺りがぎゅっと痛くなった。「どういう意味なの?私の命を救う力があるなんて!」私は心で思った。
 私は石ころをじっと見つめた。みんな同じに見える。どこといって特徴はなかった。……略……どれか特別に見えればいいのに。しかたなしに石をじっと見比べるふりをしてから、上にあった石を取り上げてこれだというふうに掲げた。彼らの顔が嬉しそうに輝くのを見たとき、私も心の中で喝采を叫んだ。「よかった。正しい石を選んだのだ!」

『ミュータント・メッセージ』<真実の人>族の教え
第2章 待ち受けていたテストより抜粋

そして、マルロはその石の意味も価値もわからなかったが、捨てたりして彼らを傷つけたくなかったし、他に入れるところもなかったので、胸に巻きつけた布の下の乳房の間に押し込んで、すぐにその石のことは忘れたそうです。
(その石がどのようにマルロの命を救うのかは、最終回でのお楽しみ!)


☆オーストラリア横断の放浪の旅


……その直後、期待していたランチも賞状も何もなく、マルロを歓迎してくれていたアボリジニ族全員が三ヶ月もかかるオーストラリア横断の旅に出ます。
彼女を連れて……

オータに「……さあ、ついてくるんだ。」と言われ……
Σ(・□・;)……


……略……オータはほほ笑んだ。「すべてはうまくいっている。知る必要のある人にはわかるだろう。ぼくらの民族は、救いを求めるあなたの声を聞いた。仲間のひとりでも反対の投票をしていたら、この旅をはじめたりしない。あなたはテストに受かったんだ。口では説明できないほどの名誉だよ。この経験を生かさなければならない。あなたが生まれたのはそのためなんだから。聖なる一体がはたらいている。これがあなたのメッセージだ。これ以上は話せない。さあ、ついてくるんだ。」彼は背を向けて歩いていった。

『ミュータント・メッセージ』 <真実の人>族の教えより抜粋


砂漠の温度は33度から55度にもなる。
靴も水も食べ物も持たない旅……


……略……
 私は心で思った。「これは二重のテストのちがいない。まず小屋で最初のテストをやって、つぎに砂漠でもうちょっとやるんだろう。そんなに遠くに行かないはずだ。食べ物がないんだから。……中略……」
……略……
 私はどんどん遠ざかっていく彼らを見つめた。
……略……
ふと口についた言葉が美しく磨かれた木の象眼細工のように私の脳に刻まれた。「わかりました、神様。あなたがとんでもないユーモア・センスの持ち主だとは知っていますが、今度ばかりはまるで理解できないわ!」
私は不安と驚き、不審と無気力のあいだで揺れ動きながら、自分たちを<真実の人>族と呼ぶアボリジニの一族の後について歩き出した。
 縛られも猿ぐつわをかまされもしなかったが、かれらの捕虜になったような気がした。……略……」

『ミュータント・メッセージ』 <真実の人>族の教えより抜粋



☆<真実の人>族には恐怖心がない。

そうして、未知の旅が始まり
3ヵ月の旅の間に、マルロはアボリジニ族の真実を体験します。


彼らはテレパシー通信を行い、病を簡単に癒し、一人一人が誇りを持ち、仲間と深い愛でつながり、自然と共に生き続けてきた民族であるという真実。砂漠の中でも、水も食料も持たずに旅をしても、何も困らず、毎日神の祝福を受けて豊かに生きることが出来るのです。


全てに感謝することができます。
すべての事柄の真実ー次元を超えた真実ーと繋がっています。


彼らから見たミュータント(人類全般)には幾つか特徴(屋外では暮らせない、真実の人族のような健康な消化器官がなく、自然の食べ物より加工された食べ物ばかり取るetc.)があるようですが、昔も今もかわらない大きな違いは、


ミュータントが恐怖心を持っていること
だと言います。
<真実の人>族には恐怖心がないのです。


彼らがいかに心豊かに生き続けているかは次回中編でご紹介しますね。


☆本の一部ご紹介


……略……
自分たちは最初からこの地上にいる、と彼らは言う。彼らがオーストラリアに少なくとも5万年前からいることは科学者も知っている。5万年間も彼らが森林を滅ぼすことなく、その間ずっと豊かな食べ物と日陰を与えられたのは驚きというほかはない。彼らはよく笑い、泣くことはめったにない。かれらは健康で生産的な人生を長く生き、精神的な土台も揺るぎがない。



……略……
イエス・キリストという名前を聞いたことがあるかと私は彼らに尋ねた。「もちろん」という返事だった。「伝道師が教えてくれた。イエスは神の息子だ。われわれの一番上の兄さんだ。人間の形をとった聖なる一体だ。彼は最大の崇拝を受けている。ずっとむかし、神はミュータントに生き方と彼らが忘れたものを教えるために地上の現れた。イエスは<真実の人>族の前には現れなかった。われわれは忘れたことがなかったからね。われわれはすでに彼の真理を生きていた。」彼らはつづけた。「われわれにとって一体とは物ではない。ミュータントは形に中毒しているらしい。見えない物や形を取らない物は受けつけないんだよ。神、イエス、われわれにとっての一体は、物を取り巻く空気や物の中にあるなにかではないーそれはすべてなんだよ!」…略…
*太字はわこによる。

『ミュータント・メッセージ <真実の人>族の教え』より抜粋


桜はいやし名人





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