私の不妊治療④理由

私が不妊治療を受けている理由、

原因について書いておきたいと思います。


私が不妊治療を開始したのは41才の時です。

結婚が遅かったこともありますが、

明らかにスタートが遅かった。

はじめのクリニックの先生からも、初診で

「遅すぎます!」と言われました。


ある理由で結婚直後、子供を産むのを控えていました。

その理由がなくなってからも、

私は子供を産むことに向き合えませんでした。

怖かったから。

正直、今でも怖いです。

無意識に理由を作って、子供を産むことに向き合ってこなかった。


この「怖い理由」も、また書いていきたいと思います。


ひと通りの検査の結果、分かったこと。

右側の卵管の絨毛の癒着。

左側の卵管の狭窄。

そして、AMHが0.36しかありませんでした。

かなりの低AMHです。

2才年上の夫はギリギリ大丈夫、という検査結果でした。


卵管の癒着と狭窄はFTを受け治療できましたが、

卵管はどのくらいの期間、通ったままかは分からない。

場合によっては半年も持たないかもしれない、とも言われました。

再狭窄する可能性があると。


年齢的なこと、AMHの値から、

私には本当に時間がないと言われました。


それで、かなり早い段階から体外受精にトライすることになりました。

人工授精も1度トライしているのですが、

それは体外受精の予定が排卵してしまっていたため、

急遽、人工受精に切り替えたものでした。

人工受精、体外受精、顕微受精。

残念ながら、妊娠には至りませんでした。


今、転院して一気にステップダウンして

タイミング法を行っています。


なんかね、本当に根拠はないんだけど、

タイミング法で授かる気がしてるんです。

今の主治医の先生にも、最初、元のクリニックに戻って

もう一度、体外受精にトライすることを勧められました。

「脅かす訳じゃないんだけどね、状況的に厳しいと思うの。」と。


もう体外受精はしたくないんだと。

かなり厳しい状況なのも分かっています。

「それでも良いから、それで授からなかったら諦めます。」

と言った私に、

「分かった。じゃ、頑張ろうか!」と言って下さった先生に

本当に感謝してます。

「卵管が再狭窄しているかも。」と言う私に、

「うちでは通水検査しかできないんだけどね。

卵管、通ってるって思おう!」と

言い切ってくれました(笑)


自分でも分かってます。

ある人には、『宝くじを当てようとしているくらいの確率だ』と言われました。

それでも。

私は今のクリニックと治療法を選びました。

それは、検査、人工受精、体外受精、顕微受精とひと通り受け、

納得したから。

その上で、『今』を選びました。


現在、私は43才です。

予定では、不妊治療はあと1年。

終える時を決めています。


しんどいことも、痛いことも、悔しいことも沢山あったけど、

不妊治療をして良かったと言えるようになりました。

自分と、多くのものと、向き合うきっかけをもらいました。

だから、これは、まだ会えていない、

私の子供からのプレゼントだと思っています。

そう思うようになってから、

自分の身体のリズムが分かるようになってきました。

お腹の張りや、自分の香りなんかで、

体の変化が分かるようになってきました。

ようやく自分を取り戻した感じです。


だから、今、自分が納得できる治療を受けることができています。

どんな結果になっても、静かに受け止められますように。

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